その考え方は逆だから、モノゴトが上手くいかない。
人に話すから、自分の考えがまとまる。
そんなことってありませんか?
ボクが取引先さんや関係者の方と話すとき、全社としての戦略の概要や具体的な数字を話してから、具体個別の相談をするようにしています。
その理由は、会社としての方向性や全体像を話すことで、相手は前提がわかるし、全体の中での役割を理解することができるから。
ただ、その一方で、会社としての方向性や全体の戦略をどんどん話すことで、自分の中に定着させるためという理由があります。
会社の方向性や全体戦略を理解して相手に伝えるためには、自分の中で理解しないといけませんし、相手のレベルに合わせて説明することが必要だし、状況によって説明する時間を考えなければなりません。
そうしたいろんな場面で、いろんな人に話すわけですが、最初からすべてを理解して、キチンと話せるかと言われると、そんなことはありません。
最初の頃は、話していても自分の中でまとめきれていなかったり、要点を伝えられなかったり、つたない説明しかできないわけで。。。
しかし、それでもいろいろな人に何度も話さなければならない状況を自らつくることで、何とかしようと自分なりに工夫をして、工夫することで理解が進み、自分の中で話を体系化できて、さらに理解が進み、理解が進むからもっと深い話ができるようになる。
そういうサイクルが回るんです。
なので、何が言いたいかと言えば、
「理解できて自信を持てたから、キチンと説明する。」ではなく、「話すから、キチンと理解ができて、説明できるようになるよ」ってことなんですね。
この考え方は、よくある話です。
逆なんですよね、すべてが。
「できるようになったから、やる」のではなく、「できないから、やる。」
「実績をつくってから、行動する。」ではなく、「行動するから、実績がつく。」
「時間ができたら、本を読む。」ではなく、「本を読むから、時間ができる。」
あなたも、こういうことって、感覚的にそういうのってわかっていると思うんです。
できないなら、どんどんやる。
どんどんやるから、できるようになるんです。
その思考習慣は、ものすごく大事です。
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