事業開発で爽快なのは、スルーパスの道筋が見えるような感覚。
事業開発って、おもしろいですね。
今はマーケティングもするし、事業開発もやっているんですが、これがなかなかエキサイティング。
事業開発って、マーケティングに負けず劣らず、ぼんやりしている仕事です。
なので、ボクなりに大きく二つに仕分けをしています。
ひとつは、既存事業の再開発。
これは、既存の事業が軸になります。
その事業を捉え直してターゲットを変えてみたり、販売チャネルを変えてみたり、他の会社と協業したり、ビジネスをコネコネして新しい活路を見出すようなイメージです。
もうひとつは、会社として「それ、新しいね!」という新しい事業の開発。
こちらは、今までやったことがない、やってみたい、それおもしろそう、そんなふんわりしたところから、実際に小さく動いてみて、「事業の種になるな」というものを見つけるイメージです。
これは、会社という独特の状況で、かつふんわりしたところから動き出すので、一回りさせるためのパワーが必要ですが、リターンは少ないし、リスクも高い。
なので、ちょっと腰が引けてしまいますが、うまくいったらこんなにおもしろいことはありません。
ただ、あくまでコアとなるのは、今ある資産の再活用という考え方をしています。
なぜなら、全く違うことを始めようとしても、会社としてイメージしにくいからです。
そんな事業開発に取り組んでいて、「あーこれは気持ちいい」と感じることがあります。
それは、なかなか上手くいかないビジネスが、フッと上手くいくかも!と思える瞬間です。
八方塞がりの中で、自分にしか見えない道筋がフッと現れて、その道をグイグイ進んでいくと、そこには楽園があるような感覚。
サッカーでいうなら、どうにもならない状況に見えている中で、一瞬で好機を生み出すスルーパスを通すような感覚です(できたことも、やったこともないけど)。
なんと言いますか、いろんな角度や状況から判断して、 その人にしか見えない道筋で、トーンとスペースにボールを放り込む。
そこから、形勢が逆転してゴールを決めるみたいな (できたことも、やったこともないけど) 。
そんな感覚を味わえる事業開発の仕事。
マーケティングはもちろん、マインドも大切だし、経営視点も必要だし、総合格闘技的なところがものすごくおもしろいです。
あとは、結果を出すのみです。
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