営業とエンジニアがいがみ合う理由がわかってスッキリした。

投稿者: | 2021年4月5日

営業とエンジニア(技術者)がいがみ合う理由がわかってスッキリした。

営業とエンジニア

 

マーケティングとシステムの間で感じたことで、「アッ!そういうことか」と一人で妙に納得したことがありました。

 

とあるシステム会社の人たちと打合せをしていたときのこと。

そのシステム会社さんは、営業の人とエンジニアの人がいらっしゃいました。

 

ボクは「あんなことしたい、こんなことしたい」と遠慮なく要望を出しました。

その要望に対して、営業の人は「なるほど、それならできそうです。」と答えてくれますが、エンジニアさんは渋い顔をしています。

どうやら営業の人は受注するために、「受注してから、何とかできる方法を考えよう」というスタンス。

一方、エンジニアさんは「迂闊にできるなんて言ったら、あとでできなかったらヤバいっしょ」という顔をしています。

 

ボクは営業畑で育ったので、営業の人の気持ちがよくわかります。

でも、ここ数年はシステム構築にも関わっているので、エンジニアさんの気持ちもわかります。

 

ここで、ひとりハッと気が付いたんです。

なんで営業とエンジニアは、こうも考え方が違うのか?ということに。

 

営業は、受注することが仕事です。

そして受注する相手は、人です。

人なので、交渉の余地があります。

相手が「こうしたい」と言えば、「こういう方法でもいけるし、価格も抑えられますよ」というように、手を変え品を変えて話ができます。

 

しかし、エンジニアさんの相手はコンピューターです。

コンピューターは、ダメと言ったら絶対にダメ。

機嫌をと取ろうとしても、メチャクチャ良い条件を出しても、ダメなものはダメです。

 

例えるならば、ジュースを買う時。

ジュースを買う相手が人ならば、「1ケース買うからちょっと安くしてよ」と交渉して、安くしてもらえる可能性は十分にあります。

しかし、相手が自動販売機だったらどうでしょう?

いくら交渉をしても、素早くお金を投入しても、安くなるハズもありません。

 

営業は人、エンジニアは自動販売機。

「うん、そりゃあ営業とエンジニアは相手が違うから、話も合わないわ。仕方ないよね。」と思えて、 個人的には、ものすごくスッキリしました。

 

ITエンジニアの必須スキル 顧客に響くシステム提案メソッド

超★営業思考

ドリルを売るには穴を売れ

  

【おススメ】マーケティングの取扱説明書。

サラリーマン複業