「マーケティングは根性」あなたはマーケティングを誤解していませんか?
友人から「マーケティングは根性」という表現を聞きました。
うん、すごいよくわかる。
激しく同意です。
「マーケティング」というと、「爽やかにサラッとラクに何でもできちゃう」みたいなイメージを持つ人がいますが、それは大きな誤解です。
爽やかとは対極で、何でもできるなんて大間違い。
地味だし、泥臭いし、思うようにいかないことばかり。
例えば、
SEOで集客して、リターゲティング広告で追いかけて、会員登録してもらって、行動履歴をもとにマーケティングオートメーションを使ってその人に合った情報提供をして、購入をしてもらって、年間購入金額を増やす!
なんてことは、「デジタルマーケティングをもってすればカンタンにできるっしょ?」みたいに言う人がいますが、結論から言うとムリ。
ムリと言うのは、実現できないのではなく、「カンタンにはできない」という意味でムリ。
それを実現するためには、コツコツとSEOをしなければならないし、広告を打つにもいくらをどうやって使うかをテストしながら最適なところを探さなければならないし、会員登録してもらうにも登録フォームやオファーを最適化する必要があるし、行動履歴を取るためのツールや数字を読み解くチカラが必要だし、購入してもらうにも何よりも商品力が必要だし、継続購入してもらうにも期待を超えるサービスやアフターフォローが必要なわけで、それぞれ一朝一夕ではできないものだし、その前にお客様の理解をしなければなりません。
そう考えると、デジタルマーケティングとか言う前に、お客様の声をキチンと聞いて、向き合うことをやっているの?って話になるわけで。
やることは山盛り、やれることも山盛り、やらなければならないことも山盛り、やるべきことも山盛り、そんな状態の中でリソースは有限ですから、優先順位をつけてコツコツと取り組むことが大事です。
キレイに、さわやかに、ラクチンにマーケティングを組み立てることは、絶対にできません。
そういう意味でも、「マーケティングは根性」というのはとてもよく理解できるし、ボクなりに言い換えると「マーケティングとは、決断であり、覚悟である」ってことです。
お客様の困り事を解決するために、価値を提供するために、決断して、覚悟を決めて、失敗しようが何しようが、コツコツと組み立てていく。
それがマーケティングっていうものです。
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