そんな言動を当たり前の基準にしていたら、きっと人生は逓減していく。

先日、とある子供のおもちゃを扱う会社の近くを歩いていたときのこと。

その会社のお偉いさんみたいな人が出てきて、それを見送る社員らしき人が出てきて、お偉いさんは駐車場に停めてある高級車に乗り込みました。

そして、大きなエンジン音をふかせて、急発進したんです。

ちょうどそのときに、2組の小さな子供とお母さんが道を歩いていて、その車の音にビックリして、子供をかばうように道のわきに寄りました。

その車は、気が付いていないのか、何かものすごく急ぎの用があったのかはわかりませんが、お構いなしに加速して行ってしまったんですね。

子供向け商品を通して世の中に価値を提供する会社の人が、そんな行為をするなんて、ザンネン。

「この会社で売っているおもちゃは買わないよな」と感じた次第。

何が言いたいかと言えば、「お天道様は見ているよ」ってことです。

誰にでも、意識的にせよ、無意識的せよ、自分の言動や判断基準があります。

その基準が低ければ、時間とともに低い基準の言動が積み重なり、結果人生は逓減していく可能性が高い。

逆に、その基準が高ければ、時間とともに高い基準の言動が積み重なり、結果人生は逓増する可能性が高い。

もちろん、人が見ていようが見ていまいが、いつでもどこでも高い基準を持って、その基準での言動が大事だよってことです。

会社で偉くなるもの、高級車を爆走させるのもいいけれど、自身の基準を上げる努力も必要。　

これは、常日頃からの心掛けであり、思考習慣であり、行動習慣です。

一朝一夕では身につけられません。

ボクがたまたま出くわしたおもちゃ卸の会社のその人は、きっと逓減していくのかなぁと思いつつも、「人の振り見て我が振り直せ」と自分の言動や思考習慣には気を付けようと思った次第です。