ネガティブフィードバックをもらったときこそ成長の機会。
人からネガティブなフィードバックをもらうのは、気分の良いものではありません。
しかし、そのフィードバックを素直に受け入れられる人は成長すると思います。
先日、友人の経営者と話していた時のこと。
部下のAさんに頼んでおいた仕事のアウトプットが出てきたときに、「ここがダメ」と突き返したそうです。
翌日、Aさんがまた持ってきたアウトプットに対して、「こっちがダメだからやり直して」とまた突き返したそうで。
また翌日のAさんのアウトプットに対して「今度はこっちがダメだから、もう一度やり直して」と、またまた突き返したそうです。
そうしたら、Aさんは「そんなに何回も批判して、やり直しをさせて、嫌がらせだ」みたいなことを言ったそうで。
もちろん彼は嫌がらせをしようなんて微塵も思っていないし、仕事の品質を上げるためにできるまで頑張らせようとしていたので、 「そういう捉え方をされるんだ。。」 とビックリ。
そして彼は「わかった。じゃあ、こっちで巻き取るね。できるまでやれないのならば、できる人に頼むからもう大丈夫。」と伝えたそうです。
Aさんからしてみたら「ああ、変な言い掛かりをつけられる仕事から開放されて良かった」と思うかもしれませんが、それはAさんから見て言い掛かりなだけであって、ものすごく重要なフィードバックだったかもしれません。
でも、冷静に考えてください。
小学生に対して 「この問題で間違えているから、やり直して」と言っているのと同じなのに、「やり直してと何回も言われるのは嫌がらせだ」と言っているようなものです。
成果が上がらない原因を特定しているのに、「私はものすごく頑張っている。なのにネガティブなフィードバックばかりされたらやる気にならない。」と言っているわけで。
誰だって批判をされるのは、気持ちの良いものではありません。
しかし、仕事は人と人に間にあるわけで、相手からの評価がすべてです。
もしかしたら「言い方が悪い」、「頼み方が悪い」といった要素があるのかもしれませんが、相手のせいにするのはとてもカンタンなことです。
ネガティブなフィードバックは、相手だって言うのは嫌なものです。
ネガティブなフィードバックにこそ、成長の機会があると思えば、ものすごくワクワクします。
ビバ、ネガティブフィードバック!ってことですね。
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