サラリーマンにとっての幸福とは何か?
会社というのは、社員の幸福を実現する場所と捉えることができます。
では、社員の幸福とは何なのか?
給料が高いことでしょうか?
やりがいがある仕事があることでしょうか?
人間関係が良好な環境でしょうか?
福利厚生が充実していることでしょうか?
それともすべてが完璧な環境のことでしょうか?
これを定義するのは、なかなか難しいです。
なぜなら、幸福というのは、人それぞれ違うから。
なぜそんなことを持ち出したかというと、DX推進をする立場として、社員(自分も社員の一人)の幸福を考える必要があるからです。
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、デジタルを前提に儲かる仕組みに作り替えるわけですから、生産性がグッと上がります。
経営の数字から見るとうれしいことですが、見方によっては今まで担当していた業務が無くなり、自分の役割が無くなってしまうという心配をする人もいます。
DXを推進するために仕事をすればするほど、自分の仕事が無くなり、自分の居場所が無くなると考えてしまい、幸福どころか、不幸への道を突き進むことになるという捉え方です。
DXを推進するには、現場の人たちの協力が欠かせませんし、現場の人たちの意識が重要なので、こうなってしまってはDXを推進することは難しくなります。
ということで、社員の幸福を改めて考える機会があったわけで。
みんながウンウン唸りながら考えていたんですが、ボスはそれを《成長》と表現しました。
環境が変われば自分も変わらなければならない、言い換えればそれは《成長》です。
デジタルを前提に、ビジネスの仕組みを変えるためには、自分の視野を広げたり、チャレンジするマインドが必要であり、それは自身の《成長》につながる。
《成長》することで、貢献できることが増えて、貢献できることが増えれば自分の価値も上がり、人から信頼もされて、収入も上がり、仕事をおもしろくすることもできるようになり、幸福になるのではないか、ということです。
ボクは、社員の幸福を《成長》としたのは、とてもシックリきて腹落ちしました。
自分自身もあくなき成長をしようっと。
自分が変わるための15の成長戦略: 人は何のために生きるのか、働くのか (単行本)
ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。
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