人のフリからリアクションの大切さを知る。あなたの仕事は、期待に応えられているか?
先日、息子が「今日、マジ失敗したわ~」と嘆いていました。
聞くと、体育のテストで、先生に名前を呼ばれたときのこと。
息子の順番になり、先生が「じゃあ次、オオシマさん」と呼んでくれたそうで。
息子は、そのフリを拾えずに「はい!」と返事をしてしまってから、ハッと気が付いたそうで。
「コジマだよ!」と返せなかったことをメチャクチャ悔やんでいました。
話は変わって、とある経営者の友人の話。
ある仕事をお願いしたら、その人が即座に「できません。」と言ったそうで。
「なぜ、できないの?」と聞くと、「こういう制約があるので、できません。」と言われたらしく。
仕方なく、自分で調べてみたらできる方法があったそうで「こういう風にできそうだけど、どう?」と提案すると「できます。」と言って取り組み始めたそうで。
友人が仕事の目的を上手く伝えられなかったのか、その人が仕事の目的を理解できなかったのか、調べるのが面倒だからなのかはわかりませんが、その人の知識の範囲だけで即座に判断をしているように見えるわけです。
言ってみれば、その経営者の友人が依頼した仕事に対して、その人は期待に応えていません。
経営者の友人は、それ以来その人に仕事を頼まなくなったそうで。
自分で調べられる人に頼むようになったそうです。
一見まったく関係ない話ですが、ボクの中ではちょうど何が言いたいかというと、、、
相手が何かしらの期待をもって振って来たことを理解して、期待している内容を汲み取り、最低限そこの期待値を超える、あわよくばその期待値以上に返せるようにしているか。
そこって、結構重要なことなのかなぁと思ったわけで。
「オオシマさん」と言われて返せなかったことを本気で悔やんでいる息子は、フリとフリに応える大切さを少しは理解しているようで安心したっていう話でした。
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