予算と計画のつくり方を見て、達成できるか否かがすぐにわかる方法。
この時期、多くの会社では来期の予算をつくります。
ボクも自分の部署はもちろん、管掌するいくつかの部門の予算と計画を見ます。
その数字と計画を見て、この部署は予算が達成できそう、この部署はムリそうだなというのが何となく見えてきます。
その違いは、数字を分解しているか否か。
計画がしっかりしている人は、数字を分解して考えています。
例えば、AさんとBさん。
二人とも「来期は昨対比で150%伸ばします!」と言っていたとしましょう。
Aさんに聞くと、
「来期は苦しいと思いますが、訪問件数を増やして、ソリューション営業を心掛けて、しっかりとアフターフォローをして、気合入れて頑張ります!」と言います。
一方のBさんに聞くと、
「今期は〇〇の要因でこう着地しました。来期は、顧客件数を120%に増やすために1Qで100件のリストにアプローチします。また、既存顧客の購入金額が〇〇円を〇〇円にするために、購入回数と購入点数を〇〇%増やし、そのための注力商品は〇〇で、接点で使うツールは〇〇と〇〇を用意しています。1Q終了時点での進捗と世の中の状況を見て、2Qの施策を5月末に計画します。」
さて、AさんとBさん、どちらが予算を達成しそうな感じがしますか?
もちろん、これはやってみないとわかりません。
ただ、Bさんの方が150%という数字を分解して、具体的な計画に落とし込んでいるので、修正もすぐにできるし、計画が可視化されているので、達成できる可能性が高いと思われます。
ああ、やっぱりビジネスって因数分解と整理整頓がものすごく大事ってことですね。
ちなみにボクはAさんタイプで、気合と根性で予算を何とか達成してきたタイプ。。。
今、必死に気合と根性で乗り越えてきたことを、できるだけ言語化して、因数分解して、整理整頓して、再現性のあるカタチにしようとしています。
さて、中期目標でものすごく大きな数字を掲げているので、どうやって調理してやろうか、ワクワクしています。
東大式 目標達成思考 「努力がすべて」という思い込みを捨て、「目標必達」をかなえる手帳術
【おススメ】マーケティングの取扱説明書。