元気のあるチームとしょんぼりチーム。その差はどこにあるのか?
元気のないチームの原因のひとつに、「できない理由が多い」というのがあります。
この時期は、多くの会社が来期の予算や戦略を作ると思います。
ボクも勉強のために、いくつかのチームの会議にお邪魔してみました。
そこで見えた元気のあるチームと無いチームの差があることに気が付きます。
それが、「できない理由の量」です。
元気のないチームは、できない理由がめちゃくちゃ多い。
「新規開拓をすればいいんじゃない?」と言えば、
「現状は各員の担当件数が多いので、新規開拓をするのは時間的に難しいです。」と。
「じゃあ、深耕開拓だけでどうやって計画を達成するの?」と言えば、
「従来業者とのつながりが強いのでかなり難しいと思いますが、頑張ります。」と。
「じゃあ、結局どうやって計画を達成するの??」と言えば、
「できる限り業務を効率化して、新規開拓と深耕開拓を頑張ります。」といった感じ。
何か言えば、できない理由に加えて、言い訳も連発。
代替案を出しても出しても、できない理由をぶつけてきて、神がかり的なスーパーセーブをしています。
一方、元気のあるチームは、できない理由ではなく、できる理由を懸命につくります。
しかも、キチンと数字で表します。
例えば、「来期は、予算〇億円で、既存取引で〇億円、新規開拓で〇億円、深耕開拓で〇億円。新規アプローチは〇件、深耕開拓案件は〇件です。」といった具合。
「それ、達成できるの?」
「達成するために、どうするかを考えて、□□までに、〇〇して、△△していきます。」と答えます。
そこには、できない理由はなく、とにかくできることを探して、できることからやるという姿勢があります。
そうした二つのチームを見ていて、どちらの方に期待して、どちらを応援したくなるかはおわかりになりますよね。
これは、個人に置き換えても同じだなぁと思った次第です。
「ああ、変わりたいなぁ」と口では言っていても、何かあるたびに”できない理由”が真っ先に頭に浮かんで答えてしまう人は、ボクも含めて多いかもしれません。
こうした思考回路を変えないと、未来は何も変わりません。
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