女性の「どっちがいい?」と仕事で「どちらが良いですか?」は似て非なるもの。
一般的な話で。
女性から「洋服Aと洋服B、どっちが似合うと思う?」と聞かれてあなたは何と答えますか?
よくある模範的な答え方は、3つあります。
ひとつ目は、まずAとBの両方をほめた上で、理由を明確にしてどちらかを選んであげるパターン。その理由を本人が消化して、自分で結論を出せるようになります。
二つ目は、相手に聞くパターン。相手に「どっちが良いと思う?」と聞き返して、答えた方を「そうだよね、それに合うよね!」と同意をしてあげると、相手の機嫌も良くなります。
三つ目は、サプライズにつなげるパターン。そのときに選ばなかった洋服を後でこっそり買っておいて、「こっちも似合うと思ったからプレゼントするよ」とサプライズにつなげる大技です。
いずれにせよ、相手は自分の選択肢をある程度決めているけど、共感や安心が欲しいだけで、そこを理解することが大事というわけです。
ただ、これが仕事となる困るわけです。
友人と話していたときのこと。
ある日、施策について部下が「A案とB案、どちらが良いですか?」と聞いてきたそうです。
友人は、それを聞いてどちらでも大きく変わらないので、どっちでも良くて、フィーリングで「B案が良いと思う。」と答えました。
すると、その部下は「なんでですか??A案の方が良いじゃないですか!」と若干キレ気味になったらしく。
どうやら、自分の考えていたA案と答えが返ってこなかったことに腹を立てたようで。
友人は「「だったら最初からA案でいきます。」って言えばいいのに。そもそも自分の担当の仕事なんだから、自分で考えて、自分で決めようよ。」と思ったわけです。
この話、女性の服選びとクリソツ。
ですが、女性の洋服選びなら可愛いものですが、仕事でこれをしたらちょっとイタイです。
仕事ならば、自分で決断し、報告し、責任をもって遂行していくことが大事です。
部下の意識と女心は、難しいものですね。
察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方 (五百田達成の話し方シリーズ)
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