これもマーケティングの大事な役割。
マーケティングという言葉自体がふんわりしているからなのか、数字的な部分がおざなりになることがあります。
ある講座を主にしている事業の人から「テコ入れして何とかしたいから、アイデアがほしい」との依頼がありました。
聞くと、「なかなか思うようにいかないので、何とかしたい」と。
なので、一度ヒアリングをしました。
ボク 「思うよういった状態とは、どういう状態なんですか?」
Aさん「もっとたくさんの人に申し込んでくれる状態にしたいんですよね。」
ボク 「もっとたくさんというと、何人ですか?」
Aさん「そりゃあ、できるだけ多くの人がいいです。」
ボク 「なるほど。その講座は1回何人までで、年間何回開催するんですか?」
Aさん「申し込みが多ければ、何回でもやります。でも、この状況もあるし、厳しいんです。」
ボク 「・・・なるほど。今期の売上目標とのギャップ、今後の開催予定回数と、参加者目標人数ってありますか?」
Aさん「いや、それは決めていないです。もっとたくさんの人に知ってもらいたい、広めたいんです!」
ボク 「・・・そうなんですね。そしたら、申込があればその都度何回でも開催するってことですね。ただ、こういう状況だし、試しにウェビナーをしてみたらいいんじゃないですか?」
Aさん「それは、やったことがないからできないし、講師もそういうのが苦手なんですよね。」
ボク 「・・・なるほど。そしたら、逆に何かの拍子にバズって、1回で100人来たらどうでしょう?」
Aさん「うれしいけど、対応しきれないですね。」
ボク 「100人は厳しいんですね。そしたら、1回で何人までならいけるんですか?」
Aさん「できるだけたくさんがいいですね。」
ボク 「そしたら、とりあえず今の集客方法と申込方法、新規と既存とリピートを確認して、新規の人がどうやって来たのか調べてみましょうか?」
Aさん「そんなことより、お金もかけられないから、無料でできてパーっと人が集まる方法ないですかね。」
ボク 「・・・そんな方法があればボクも知りたいです。そしたら、とりあえずTwitterやインスタで発信してみたらいいんじゃないですか?」
Aさん「そういうのって、やったことないから厳しいんです。」
ボク 「そうなんですね。そしたら、今できることってなんですか?」
Aさん「それが思いつかなくて。。。マーケティングでなんとかなりませんか?」
こんな感じで堂々巡りが続いたんです。
言うまでもなく、マーケティングって魔法ではないので、なんでもかんでも解決できるハズもありません。
ここまで話していてお分かりになると思いますが、たしかに、事業を拡大しようとしている気持ちは素晴らしいんです。
ただ、拡大した状態が”なんとなく”で、数字もなければ、新しいこともやったことがないからできない、今できることも考えていない、そんな状態だと何も前に進まないんです。
さらに、戦略や施策もあいまいになります。
そして、ムダに時間だけが過ぎていくわけです。
なので、その人には「まず、目標を決めましょうか。そこから、今やっていることでやめること、そのやめたことで捻出した時間でできることを整理しましょう。」ということになりました。
ということで、実はこれがマーケティングの大事な第一歩。
戦略や施策を考えることがマーケティングだと考える人もいますが、実はこうしらカオスな状態を整理して、数字に落とし込むことが大事だと理解してもらうこともマーケティングの仕事の大切な部分です。
さて、あなたの事業をマーケティングの軸で整理して、数字を把握して、具体的な戦略や施策をつくってみませんか?
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