ニューノーマルな飯ごう炊飯は、レトルトカレーで。
先日、娘の学校で飯ごう炊飯イベントがありました。
みんなでワイワイとカレーを作る!のではなく、こういう状況なのでまさかのレトルトカレー。
火を起こして、 飯ごうに水を入れて沸騰させて、その中にレトルトカレーを入れて温める。
ちなみに白飯はは、自宅から持参です。
飯ごう炊飯と見せかけて、レトルトカレーという新たなスタイルを確立しましたが、子供たちはとても楽しそうでした。
で、今回のメインイベントは、火起こし。
先生は、説明の時に「火起こしの方法を自分で工夫してみよう!」とおっしゃいました。
そして、続けてこう言います。
「どんどん失敗して、うまくいく方法を見つけてね!火がつかなくても、レトルトカレーだから食べられるから大丈夫!」と。
そう言われた子どもたちは、なんとか火を起こそうと必死にみんなで話し合って、アイデアを出して、やってみて、うまくいかなくて、他の方法で試してみて、といったことを繰り返しています。
先生にやり方を聞いて、忠実に再現するのではなく、自分たちでやってみて失敗して、失敗して、失敗して、上手くいく方法を探す。
子どもたちは、グループによってそれぞれの方法を試して、失敗しているところもあれば、上手くいっているところもあって、上手くいっているグループにやり方を聞いたり、グループ内であーでもないこーでもないともめているところもあって、最後はみんな上手くいって、美味しそうにご飯を食べていました。
この考え方は、仕事でも大事なことですよね。
仕事には、あたかも正解があって、その正解を導き出す方法を聞いてくる人がいます。
もちろん確度の高い答えはあるかもしれませんが、正解は自分でつくるものであって、正解をつくる過程で自分なりに工夫をすることが大切です。
工夫をして、失敗して、工夫をして、失敗して、最終的に上手くいった経験は、自分の血肉になり、いろいろなところで踏ん張りがきいて、自分の仕事のパフォーマンスを上げることになります。
なので、言い換えると、その工夫こそが仕事の”おもしろさ”でもあります。
子どもたちは、そうした経験をニューノーマルな飯ごう炊飯で体験したわけで、これからの人生でもどんどん失敗して、失敗した分だけ工夫をして、人生を楽しんでもらいたいものです。
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