#819 こだわったカレーパンよりも、かき氷の方が食べたい。
みなさん、こんにちは。
暑い日のかき氷は最高です。
新たなチームにジョインして約3か月。お客様への改めて価値を考えています。
かき氷が欲しいのに。
営業マンは、お客様のところへいろんな提案を持っていきます。提案ひとつ作るにも、準備に時間がかかったり、社内を説得するのに苦労します。実は、そういった担当の労力はもちろん、その裏側にはたくさんの人たちの協力や支援があります。
営業としてみたら、パパッと簡単に準備できたものよりも、苦労や費用や時間がかかったものを採用してほしいという気持ちがあります。
例えば、パン屋さんの店主に「このカレーパンを作るのには研究1年、焼き上げに6時間かかっているから、こちらを買ってください。」と言われても、かき氷が食べたかったらカレーパンは買わないでしょう。
お客様からしてみたら、言い方は荒っぽいですが、いくら準備が大変だろうとも、たくさんの費用がかかっていようともお客様には関係ありません。
(お客様によっては、その辺りを汲んでくれて労いの言葉をいただけることもあります。自分もそうなりたいと思ってます。)
お客様には関係ない。
会社で部下に資料作成を依頼して、ダメ出しをしたときのこと。
ダメ出しが納得いかずに、「昨日、徹夜して作ったんです。」と言う人が稀にいます。本人としてみたら、「ここまで頑張ったのになぜダメ出しをするんですか?」と言いたげです。
しかし、かかった時間は関係ありません。求めているデータが欲しいだけなんです。
プロジェクトを進めるにあたってもそういったことはよくあります。特に途中からジョインすると、今までの苦労を知らないので、「なぜ、そこを大事にするの??」と思う事はたくさんあります。
軌道修正したいと思っても、「これだけ苦労してきたから、変えたくない」という心理が働き、「途中から入ってきた人に、この苦労がわかるわけない。」ということは、よくあります。
さらにはサンクコストの罠にはまって、これだけ投資をしたのに、それを活かさないのはもったいないと考えてしまうのは理解できますが、言い方は厳しいですが、お客様には全く関係のないことです。
お客様は、自分にとっての価値を考えますから、どんなに苦労しても価値がなければ必要はありません。
バッサリいくのも大切。
あなたのタンスには、着ない服が何枚ありますか?
「いつか着るかもしれない。」「せっかく買ったのにもったいない。」と考えて、タンスに眠らせてはいませんか?・・・ボクはしています(汗)
そのスペースの無駄や、せっかくだから着ようと思って着てみたもののシックリこなくてモヤモヤするといったことは、よくあることです。
今あるものを活用することは大切ですが、未来に向けてバッサリいくことも、どちらが良いという二択ではなく、お客様が求めている価値を考えることが大切です。
自戒の念を込めて。
■近況報告■
今日は、データ作りとちょっとした打合せいろいろ。夜は、日の出湯でひとっ風呂浴びてから、後輩とその先輩と一緒に飲み予定。
1D1A:作業タスク整理。
今日も一日感謝です。