頑張り方を間違えるとビジネスはカンタンに破綻する。
マンパワーで何とかすることは、ビジネスの破綻を招きます。
(マンパワーとは、成果のために人を投入して何とかするという意味で、ボクたちの中ではよく使う言葉です。)
あるとき、他の部署から応援の依頼がありました。
「人の手が必要だから、一人でも多く応援してほしい」と。
なるほど、困ったときはお互い様なので、できるだけの人を集めて応援に駆け付けました。
そして、結果的に何とかなり、良かった良かったとなりました。
しかし、同じことがまた発生し、応援要請が来ました。
「ん?」と思いつつもも、なんとかしないといけないので、人を集めて応援に行き、そのときも事なきを得ました。
そして、また同じようなことが発生したんです。
「いい加減に、学習して改善してよ~」と思いますよね。
それを言ったら、こう言われました。
「こっちは、応援を頼んで、人のやりくりをギリギリのところで回さないといけないくらい頑張っているんだ!」と。
夜遅くまで頑張っているらしく、みんなを鼓舞して頑張っていることは理解できます。
ただ、頑張れば頑張るほど疲弊していく構図になっていることに気が付いていません。
「オレたち、すげ~頑張っている!」→「応援を頼まなければならないくらい頑張っている!」→「もっともっと頑張るぞ!」→マンパワーに限界がきてほころびが出る→綻びをなおすためのさらにマンパワーを増やす→メンバーは疲弊していく→さらにマンパワーを投入する。
そうしたループにハマりまっているんですね。
マンパワーで何とか乗り切る状況に誇りを持つことは勝手ですが、そこに巻き込まれた人はかわいそうです。
ここで考えるべきは、「どうやってマンパワーを獲得するか?」ではなく、「マンパワーを使って何とかする状況をどうやって改善しよう?」という問いです。
マンパワーありきで仕事を組み立てている状況に手を入れることが大事で、マンパワーを獲得することにリソースを使うのは自分で自分の首を絞めているわけです。
頑張るのはいいですが、頑張らなくても成果が出る土台を作ることが一番大事です。
◆”ひとりビジネス”のサポートサービス◆
限定サービス提供中! 【メニュー】はこちら!
↓Kindleで本を出版してみました↓