社会人が自腹で学ぶ姿勢を知らないと、残念な結果が待っているかも。
社会人になってから、能動的にどれくらい学んでいますか?
自分の仕事に関連する本を購入するでも良し、
有料のセミナーや勉強会に参加するでも良し。
この一年で自腹でどれくらいお金を使って、学びましたか?
先日、上場企業の管理職の友人と話していた時のこと。
その友人は、部下Aさんから、こんな相談を受けたそうで。
「このセミナーに参加したいんですが、経費で行っていいですか?」と。
友人はそのセミナーの内容も何も知らない状態で、
情報は、部下Aさんからその場で見せられたセミナーの内容が書かれたパンフレットのみ。
Aさんは「これ、行きたいので、経費でお願いします!」とお願いしてきたそうです。
Aさん、なかなか勉強熱心ですよね。
しかし、友人はその情報だけだと内容もよくわからないし、
Aさんの目的はなにかがよくわからないし、
そのセミナーの内容がどんな成果をもたらすのかわからないし、
そのセミナーの必要性なのかわからないしで、困惑したそうです。
友人が理解できるのは、
部下Aさんが「興味があるから、経費で行きたい!」ということだけ。
そこで友人は、
「必要性がわからないし、この本を読めば十分なんじゃないの?」
と関連する書籍を渡そうとしたそうで。
そしたら、部下Aさんはちょっとふてくされて、
「だったら、無料のセミナーに行きます。」と言ったそうです。
別の日。
部下Bさんがこう言ってきました。
「このセミナーに参加してきたので、勉強会していいですか?」と。
管理職の友人は「どんなセミナーだったの?」と聞いたそうです。
そのセミナーの内容を聞くと、今の業務に必要で、とても勉強になるだったそうで。
しかも、有料だったそうです。
友人が「自腹で行ったの?」と聞くと、部下Bさんは「はい!」と答えました。
続けて、
「こういうのは、自腹でないと身につかないし、
本当に行きたいセミナーだったので、
どんなことがあっても参加したかったんです。」と。
友人は、
「部下Bさんは「勉強にはお金がかかるもの」を理解していて、
「いきたいならば、自腹でも行くのが当然」という判断基準を持っている人だ」
と、うれしそうに話していました。
この話を聞いて、あなたはどう思いますか??
もちろん、Aさんが悪くて、Bさんが良いというわけではありません。
「会社がお金を払ってくれるなら行くけど、
自分で払わなければならないのならば行かない。」
という判断基準のAさん。
「そのセミナーが自分の役に立つと思うし、
成果につながる内容だと思っていて、自腹だろうが、何だろうが参加する!」
という判断基準のBさん。
個人的には、
自腹だと、「もったいない」という意識が働きしっかり選ぼうとするし、
自腹だと、「お金払っているんだから」と自分の成果につなげようとするし、
自腹だと、「身銭を切っているんだから」と何とか元を取ろうと思うわけです。
貧乏性なんですかね。。。
でも、結果的には何とかひとつでも多く学んでやろうと考えると思います。
一方で、会社の経費で行くと、自分で払っていないから、何と言いますか、
土俵際で、何とか踏ん張ろう、何とか得てやろう、と必死になれないんです。
この感覚は、ボクだけではないはずです。
だとすると、
学ぶことに対して、会社の経費で行くのが当たり前だと思っている人と、
未来の自分に期待をして、自腹でも何でも参加して学ぶと考える人の成果に
差がつくのは当たり前だと思います。
その目に見えない差がついたとき、
「成果を出せないのは、会社が用意してくれなかったからだ」
と不平不満を言っても、時すでに遅しです。
友人は、こう言っていました。
「べつにケチだから払わないわけではなく、
その人が”学ぶにはお金がかかる”ことを知っているか、
社会人として”学ぶことへの姿勢”ができているか、
を見てるんだけどな。
でも、Aさんは、
「なんでわかってくれないの?ホント、ケチだよ。」なんて言っているみたいで。
さみしいものだよ。
「なぜ経費で行かせてくれないの?」
ということをもう一度考えてみる機会としてとらえるか。
却下することで、”社会人が学ぶ姿勢”を見直す機会を提供しているだけどね。
もし、そこに気が付かないならば、きっとそこまでの人なんだよな。」
と。
今でこそ、ボクもその意味を理解できますが、
社会人になったばかりならば、そこまで考えられる自信はありません。。
さて、
あなたは自分の目標達成のために、自腹で学んでいますか?
それとも、
会社が用意してくれないからといって不平不満を言うだけですか?
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