事業が上手くいかないのは、最初の一歩から間違えているからかもしれない。

投稿者: | 2020年8月4日

事業が上手くいかないのは、最初の一歩から間違えているからかもしれない。

自分の仕事は、日々いろいろな事業に対して、”マーケティング”という切口から関わりを持つこと。

新しい事業を創ることもあれば、既存事業を立て直すこともあります。

ゴールを決めて、現状とのギャップに対して、どういったリソースを使って、

どうやって埋めていくのかを決めていくわけです。

 

そのギャップとは、集客問題かもしれないし、リピート率かもしれないし、

商品開発かもしれないし、ファネルかもしれないし、利益構造かもしれないし、

その事業や問題によって、どこに注力するのかは変わってきます。

そして、結果的に上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。

 

上手くいかない場合の多くは、全体像を見ないで、いきなり何かを始めたときです。

何かを変えるために行動することは重要ですが、ゴールを達成するために効果的なものでないと、

余計ややこしいことになったり、ムダな時間とお金を使うことになります。

 

「やってみないとわからないじゃないか」と言う声もありますが、

全体像を把握することはとても大切です。

  

例えば、フルマラソンで考えてみましょう。

フルマラソンは、42.195キロを走るわけです。

とにかく走ればいいわけで、走ること自体は誰でもできると思います。

しかし、42.195キロ走り切るには、準備と戦略が必要になります。

何の準備もなしに、気合と根性で走り切れる人もいるかもしれませんが、

多くの人は、無理でしょう。

フルマラソンを完走するには、完走するためのトレーニングや準備はもちろん、

ゴールするための全体像を理解する必要があります。

ゴールにたどり着くためには、全体像を知ったうえで、自分なりの「地図」と、

何を、どんな順序でやるのか、フェーズ毎に何が必要なのかを知っていることが重要になります。

 

逆の言い方をすると、ゴールできない多くの場合は、「全体像」を知らず、

ゴールまでのプロセスでの課題に対する解決策を持っていないからです。

 

上手くいかない事業は、こうしたケースがほとんどです。

行動力があるのは良いんですが、とりあえずビジネスは知っているから、

部分的なところしか把握せずにいきなり始めてしまうというのは、

「オレ、走り方は知っているから、気合と根性でなんとかするわ!」と、

いきなりフルマラソンのゴールに向かって走り出すようなものです。

行動力があるのはとてもいいことですが、

そもそもマラソンのコースを間違えていることに気がついていないかもしれません。

 

事業の改善の始め方や、事業の改善のやり方を間違えていれば、

いくら頑張って行動量を増やしても、上手くいくことはありません。

言い方を変えると、最初から失敗することが決まっている「無理ゲー」ということです。

 

「無理ゲー」にならないように、どうやって「自分たちの地図」をつくればいいのか?

そこには、”マーケティング”が必要だと思います。

そう考えると、”マーケティング”ってホントにおもしろい仕事だと思います。

  

  

  

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