新しいことを否定する人は、
矢面に立ったことが無い人だ。
梅雨明け、そして、夏が待ち遠しい。
世の中には、何か新しいことをしようとすると、
代替案も無しに否定する人がいます。
そういう人は、決まってこう言います。
「もし、失敗したらどうするの?」
「こんなことがあったら、どう対応するの?」と。
それに対して、「まあ、起きた時に考えましょう」と言おうものなら、
大上段から「起こってからでは、遅いんだ~」と返されるわけです。
とりあえず、やってみなければわからないんですけどね。
仮にそうした反対意見のスキをついて、新しいことをやれたとしても、
ちょっとでも失敗しようものなら、そういう人たちは、
「ほら見たことか!」と、鬼の首を取ったような言い方します。
組織にもよると思いますが、こういう人は一定数いるんですね。
けれど、「こういう人って邪魔だよね~」と言いたいわけではありません。
ただ、ひとつ言えるのは、 こういうことを前面に出してくる人は、
間違いなく、矢面に立って何かをしたことが無い人です。
言い方を変えれば、矢面に立つ経験ができなかったのだと思います。
ある意味”過保護”に育てられてしまったんですね。
例えば、自分のミスや会社の責任でお客様にご迷惑をかけてしまい、土下座をしたり、
納期を守るために三日三晩寝ないで何とかしなければならない状況であったり、
レベルの違いはあれど、”修羅場”をくぐくった経験がないわけです。
ゆえに、失敗をしたときの対応やリカバリーの経験がないから、
失敗が怖くて、何とかして失敗しないように考えます。
失敗しない方法は、いたってシンプルで、新しいことをやらなければいいんですから、
新しいことを何の代替案も無しに否定する思考は理解できます。
ただ、理解はできるけど、賛成はできません。
世の中は変化しているので、新しいことに取り組まなければ、
環境に最適化した対応できなくなります。
う~ん、こうした思考を生み出す環境ほど怖いものはありません。
・・・で、「と、言っている自分はどうなんだ?」って話です。
最近、目の前のことに追われて、守りに入り、
ちょっと勢いが足りない自分に喝を入れたくなったわけで、
そんなことを記しておこうと思いました。
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