デジタルマーケティングの営業に、
「だから売れないんだよ。」
と言いたくなった。
デジタルマーケティングの営業の人だけなのかわかりませんが、
久しぶりに「ああ、残念な感じだなぁ」と感じることがありました。
先日、
デジタルマーケティングのコンサルタントをしているという方に
営業を受けたんです。
こういう売込みは役に立たないので受けないんですが、
事情により話だけ聞くことに。
その方は、
ECサイトのデジタルマーケティングで
多くの成果を上げられたとのことで、
どういった切口でお話いただけるのか、
自分自身の勉強も含めてちょっと期待していました。
で、実際に売込みを受けたわけです。
まずはオーソドックスな感じで自社の紹介、
自己紹介で有名どころの会社名や
どれだけ実績が上がったかを説明してくれました。
「なるほど、すごいっすね。」と
ボクも話を合わせて聞いていました。
そこからどういう展開にするのかと思ったら、
いきなりのボクが管理しているサイトの改善提案。
とても立派なパワポと、
とてもわかりやすいご説明をいただきました。
今の時代、
サイトのセッション数や流入経路など
いろんな数値を丸裸にできるので、
そうした数字をもとに、改善提案を作ってくれることは
とてもありがたいとは思います。
しかし、です。
「ぜひ、お願いしたい!」とは、
これっぽっちも思いませんでした。
なんででしょうね。
答はカンタン。
こちらの現状を知ろう、聞こうとしないからです。
例えば、好きな子に
「オレ、こんなすごいぜ!
キミはこういうところをなおすともっと魅力的になるよ!
オレと付き合えば、それがかなうよ!」
と言ったらどうでしょう?
その人は一生懸命だし、
もしかするとものすごく頑張っているのかもしれませんが、
女性からしたらドン引きですよね。
ボクの周りだけなのかもしれませんが、
この残念なタイプ、デジタルマーケティングのコンサルみたいな人に
とても多いんです。
「この数字がこう改善したらすごい成果につながります!」
みたいな表面的な数字だけとらえていることがものすごく多い。
しかし、その数字になっている原因やプロセスを知るには、
現場に触れないととわかりません。
なので、そのパワポを作ったり、
数字を見る時間で、
実際に相手のお店で買い物したりすればいいのに、って思います。
その感想や疑問に思ったことを切り口に相手の話を聞きだす方が、
よっぽど良いと思います。
ボクも営業のときは、この手を使っていました。
とにかく、相手の会社の現場を見る、知る、
そこを切口にいろいろと話を聞くと、
相手も「こんなことに困っているんだよね」と話してくれます。
自分もそうならないように気を付けないと、
ついカッコよく考えがちになりそうなので、
現場ありきでマーケティングを組み立てることを
常に意識しようと思います。
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