それ、本当にポジティブな考え方なの?
ボクは、何を勘違いしてくださっているのか、人から「ポジティブですね!」って言われます。
が、実際はとてもネガティブな人間です。
そして、「ポジティブになりたい!」とポジティブな人に憧れています。
では、ポジティブとは何なのか?
ポジティブは、言わずもがな、前向きに考える思考です。
わかりやすいのは、コップの水の話。
コップ半分に水が入っている状態を見て、「もう半分しかない。。」という人はネガティブで、「まだ、半分もある!」という人はポジティブと言われます。
「事実はひとつ、解釈は無数」なので、 「もう半分しかない。。」と 負の感情に囚われて動けなくなってしまってはいけないので、ポジティブに考えて行動するほうがいいわけです。
ポジティブな考え方って良いですよね。
しかし、ここでちょっと思ったんです。
「事実は、ひとつ」なんです。
そして、ポジティブな考え方にも種類があって、単に「ポジティブに考えようぜ!」というのは、その事実から目をそらしているだけのこともあるのではないかと。
コップ半分しか入っていない水を見て「何とかなるよ」と考えるのはポジティブに聞こえますが、しかし、その水で1日を過ごさなければならない状況であれば、「何とかなるよ」と考えるのは、ある意味、事実から目をそらしているだけで、考えるべきは、前提を確認して解決策をキチンと考えることこそがポジティブなのではないかと思うわけです。
つまり、事実はひとつであり、ポジティブに考えれば、その状況が好転するとは限りません。
逆に、ネガティブに考えれば、その状況が悪化するとも限りません。
一番やってはいけないのは、「コップにあと半分も入っているじゃん!何とかなるわ~」と事実や前提を直視しないことです。
そう考えると、ひとつの事実をポジティブに考えるか、ネガティブに考えるかも大切ですが、それよりも重要なのは「どうしたら状況が好転するか」を考えて、一歩を踏み出すことです。
そのためには、現実をキチンと理解して、前提を確認して、理想の状態や複数の着地点を明確にして、そこに向けて動き出せるチカラが大切です。
ボクの中では、それがポジティブだと思うし、ボク自身の憧れるポジティブもそういうものです。
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