【マーケ部勉強会】売上を倍にするには、何からすればいいのか?

投稿者: | 2020年6月17日

【マーケ部勉強会】売上を倍にするには、何からすればいいのか?

売上を倍にしようとしたら、どこから手をつければいいでしょう?

マーケティングの視点から数字で整理をしてみると、シンプルに考えることができます。

 

「売上を倍にする!」としようとすると、「セールをやろう!」とか、「チラシをまこう!」とか、「広告やろう!」とか、集客のことにフォーカスすることが多いように思います。

しかし、ハッキリ言うと、そこに目がいっている時点で、失敗すること間違いなし。一時的に客数や売上は上がるかもしれませんが、利益は残らず苦しくなるだけでしょう。

ということで、まずやるべきは、売上の数字の分解して、どこに手を入れたら良いかを考える、カッコよく言うと、ビジネスの構造改革をするわけです。

実際、どうすればいいのでしょう?

まず、売上を分解するために、みなさんもご存じの【売上の公式】を使います。

売上は、【客数×客単価】で計算できます。

ここからもう少し分解すると【(既存客+新規客)×購入回数×購入点数×商品1個当たりの平均単価】となります。

例えば、ある月の売上を考えてみましょう。

リピーター  10人
新規客    5人
購入回数   1回
購入点数   2個
平均単価   一万円
とします。

そうすると、(10人+5人)×1回×2個×10,000円となるので、30万円となるわけですね。

ここで「売上を倍にするぞ!」となると、どうしたら良いでしょう?

「チラシをまくぞ!」というのは、新規客数を増やすための施策となり、5人を15人に増やすことで、売上を上げようとするということになります。

それはそれで良いと思いますが、新規でチラシをまいて15人のお客様を獲得するのは、ちょっと大変ですよね。

それならば、客数でリピーターと新規客と購入回数と購入点数を、それぞれ25%増してみると、 (13人+6人)×1.25回×2.5個×10,000円 で、60万円になるわけです。

それぞれを25%ずつ増やす施策を考える方が、現実的だし、ビジネス構造がしっかりしてくるし、その後も強固な土台が築かれていくように思いませんか?

売上という数字を、ちょっと斜めから見るだけでも、どこが弱くて、どこの手を入れると数字が変わってくるかをつかむことができます。

いろいろな事業を見てきて思うのは、こうした数字を把握していないケースが多々あるんです。

ボクも実際現場のど真ん中にいるときはそうでした。。。

なので、それが悪いとは思わないし、なかなかこういう視点で考える時間もないのは理解していますが、ちょっとだけマーケティングの視点で考える時間を取れれば、劇的にビジネスの構造が変わる可能性が大いにあるというのも事実です。

マーケティングを取り入れて、ビジネスをコントロールしたいものですね。

 

 

 

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