【マーケ部勉強会】問題解決より問題発見することが大事。
ビジネスをしていれば、自分でビジネスをコントロールをしたいと思うもの。
赤字であれば黒字になるようにしたいし、黒字でも安定的になるようにしたいわけです。
そのために、マーケティングは有効な手段です。
先日、とある小売事業の人が「集客をたくさんすれば、売上が上がって、黒字になる!だから、集客するために何をしたらいいですか?」と集客コンサルさんに相談したそうです。
集客するには、いろいろな方法があります。
WEBならば、SEO、リスティング広告、リターゲティング広告、Facebook広告、フィード広告などたくさんありますし、リアルなら、チラシ配布、DM送付、電話、FAXなどいろいろあります。
リソースが限られているので、優先的に何に取り組んだらいいか迷いますよね。
さらには、それぞれの広告の出稿方法や、アイキャッチをするためのクリエイティブ、クリックしたくなる広告文をどうやって作ればいいのかわからない。
だから、「集客をするために、何をしたらいいですか?」と聞きたくなる気持ちは、すごく良くわかります。
そして、この困り事に対しての解決をすることは、広告の経験や知識を使えば、ボクでもできるくらいなので、さほど難しいことではありません。
で、集客コンサルさんに相談をした結果、集客が大成功しました。
「良かった!これで、黒字だ!」と思ったら、、、あら不思議、赤字が拡大してしまいました。
なぜなら、集客してお客様が増えたのは良かったんですが、広告費が上がり、コンサルさんに払うお金が増えて、クーポンで商品値引きが増えて、注文数が増えたので商品を出荷するの人を増やしたり、荷物を発送する費用が値上がりしたことを受けて、商品を出荷すればするほど赤字になる構造に陥ったわけです。
笑えないですよね。
ここで大事なのは、そもそもその問題の前提が実は問題かもしれないことを整理しなければ、問題の解決にはならないということ。
この場合だと、「赤字から脱却するために売上を上げればいいから、集客をする」という前提があって、「集客のための広告をどうしたらいいのか?」という課題が出たわけです。
確かに集客も大切ですが、赤字を脱却するならば、リピーターを増やす方法も、客単価を上げる方法もあるし、粗利の高い商品を開発する方法もあるし、固定費や変動費を見直すことも大切な手段です。
つまり、この事業者さんに必要なのは、集客に問題があることに対して問題解決よりも、赤字を脱却するために集客が問題だと考えた”前提”が問題なわけで、その問題を発見できなければ問題解決にはならないということです。
そのために、本来は”マーケティング”を使うわけで、SNSマーケティングとか、口コミマーケティングとか、表面的な問題解決のためのマーケティングを取り入れるときは、まずは前提を見直して、問題発見をし直すことが重要です。
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