自転車を買いに行ったら、マーケティングの基本を改めて学べた。

投稿者: | 2020年6月6日

自転車を買いに行ったら、マーケティングの基本を改めて学べた。

我が家の息子もデカくなり、この春から高校生。

身長もこの一年で一気に伸びて、息子の乗っている自転車が小さくなってしまったので、3月に自転車を見に行きました。

そこで出会った店員さんの対応に、マーケティングの大切さを再確認。

 

渋谷の自転車屋さんにいくと、そこにはロードバイクやクロスバイクがズラリ。

ボクは自転車の知識はゼロですが、見ているだけで、そのカッコ良さに心が震えます。

で、ちょっとプライスカードに目をやると、、、安くても10万円前後、高いものは100万円!?

友人がトライアスロンの時に乗る自転車は、高いって聞いていたけど、息子の欲しい自転車って、そんなに高いものなの???と震えました。

 

ちょっと冷静になって、もう一度車体と価格を見ていて、疑問にお思ったことがありました。

それは、見た目はそんなに変わらないし、同じメーカーなのにも関わらず、なんでそんなに価格が違うの??と。

それを聞くために、店員さんに聞いてみました。

 

まず一人目。

「息子の普段使いに自転車を買おうと思っていますが、同じように見えるのに、なぜこうも価格が違うんですか?」と聞いたところ、「ギアは〇〇製で〇〇を使っていて、ブレーキも〇〇を使っています。車体はカーボンで・・・云々」とひたすら素材や機能の素晴らしさを語ってくれました。

あまりに熱く語るので、仕方なく聞いていましたが、使っている部品の素材や性能が違うということです。

言ってみれば、ちょっと買い物に行くために使うフィットのような車か、0コンマ何秒の世界を争うF1レースに出るような車かの違いのようでした。

ちょっと専門的な話過ぎて、ボクも息子もおなか一杯になったので、「じゃ、ちょっと他のも見てみます。」とその場を後にしました。

 

で、ほかの自転車を見ていると、二人目の店員さんが「どういった自転車をお探しですか?」と話しかけてくれました。

息子「身長が急に伸びて、今の自転車が小さくなったので、新しいのを探しに来ました。通学や日常生活で使う予定です。」

店員「なるほど、通学ですね。休日に遠出とかしますか?」

息子「ちょっと遠くまで、行くときもあります。」

店員「それなら、この辺りがいいですね。今なら、こういった特典もあるし、素材も頑丈だし、メンテナンスも楽ですよ。身長が伸びたとおっしゃっていましたが、適正なサイズを決めるために、股下や手の長さを専用の計測器で測ってみましょう。」と教えてくれて、そのまま計測器へ。

いろいろな個所を計測し、「これからもう少し身長が伸びると思うので、これくらいのサイズが良いですね。機能や素材は、価格で大きく変わらないので、これくぐらいの価格帯で、見た目の色やメーカーのロゴで自分の気に入った自転車が良いと思います。」と教えてくれました。

 

二人とも、とても親切な店員さんでした。

一人目は、素材や機能の素晴らしさをふんだんに披露してくれました。

二人目は、ボクたちの用途に合わせて適切な自転車の選び方を答えてくれました。

ボクたちが、自転車を買おうと思えたのは、二人目の店員さんです。

なぜなら、どの自転車を買おうと迷っているボクたちの困り事を解決してくれたからですね。

これ、わかっているけど、忘れがちなマーケティングの基本です。

 

 

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