#803 仕事の結果の出し方、使い方。
みなさん、こんにちは。
仕事には、必ず結果があります。
営業の結果はわかりやすく、売上が結果です(あくまで短期的な視点ですが)。今回、部下に引き継いだ案件の結果が、自分たちが望んでいない方向へ転がりそうな事態になりました。
人に任せる難しさを学ぶとともに、そのときに「結果の使い方」を考えました。
次の1点を獲りにいけばいい。
営業では、思い通りに売上が上がるわけでもないし、全てが獲れる訳ではありません。
獲れる仕事もあれば、獲れない仕事もあります。
そんなのは当たり前の話ですが、とある仕事の結果の表面だけを見て、自分にはこの仕事は向いていないと思ってしまう人も少なくありません。
ボクも獲れなかった仕事は山ほどあります。そんな時は、くやしい思いから逃げたい、思い通りにいかないからつまらないといった気持ちが沸き上がり、「はあ、もうやってらんない!」と思ってしまうこともしばしば。結果に寄り添うことができませんでした。
しかし、そういった獲れない日々が続き、毎日悔しい思いをしても、次の1点を取りに行くのが仕事です。
全員が桃太郎なんてありえない。
「全員が桃太郎。」「運動会の徒競走は、全員が手をつないで仲良くゴール。」
最近の保育園や小学校で実際にあった話です。こういった話には賛否両論がありますが、ボクは反対派です。
スポーツや仕事に限らず、世の中は必ず勝ち負けがあり、思い通りにならないことだらけです。
当たり前だけど、勝ったら嬉しいし、負けたらくやしい。
全員が手をつないでゴールのように周りがくやしい思いをさせないようにお膳立てしてしまっては、そのくやしい感情をどうやって知るのか、どうやって受け止めるか、そしてどうやって活かすか、どうやって切り替えるか、本人が自分で学ぶことはできません。
仕事も同じで、先輩としてうまくいかせるお膳立てをして自信を持たせることも大事かもしれませんが、失敗はどんどんさせるべきだと思います。
結果に寄り添うと見えてくること。
こういったくやしい経験は、いくら本を読んでも、人から聞いても、本人には表面的なことしか伝わりませんし、自分の感覚として身につくことはありません。
今回の案件は、担当を引き継いだにも関わらず、ボクが前面に出ていって受注してしまうこともできたかもしれません。しかし、それではその人を育てることにはなりません。言いたいことはたくさんあったのですが、自分で考えさせて、自分でコントロールをさせた結果なので、悔しさは一塩だと思います。
その悔しい思いを知った上で、ボクはそれまでに伝えてきたことの意味をもう一度説明しています。人材を育てるときには、これが一番です。
短期的にみたら、今回受注できなかったことは痛いかもしれません。しかし、その結果から学べるように、今回の仕事の進め方や判断軸を一緒に考え、次からどうやっていくのかの作戦を立てています。
一緒に結果に寄り添い、「次の1点を獲りに行こうぜ!」と励ますことがボクの仕事です。
あ、これは、子育てにも同じことが言えます。
以前に読んだ本を思い出しました。つい子供のことになると、手取り足取り指示をしてしまいたくなりますが、この本を読んでいたおかげで、子供の態度に「ほほう、そうきたか」と楽勝に対応できています。サッカーをしているお子さんをお持ちの方はもちろん、人材育成にかかわる人にはオススメの一冊です。
★近況報告★
今日は、営業。午後はずっと打合せ。夜は、不動産投資会社のA氏他F君と会食。
1D1A:メール配信ソフト。
今日も一日感謝です。