マーケティング部ならマーケティングの仕事を説明できるようにしておきたい。
「マーケティング部の仕事って何ですか?」というシンプルな質問をされたとしましょう。
仮にあなたがマーケティング部に所属しているならば、小難しい理屈をこねるよりも「マーケティングって、何の仕事?」と子供に聞かれて答えられるようにしておきたいものです。
さて、マーケティングってどんな仕事なのでしょう?
ボクが新入社員に説明するときは、こんな感じで話しています。
マーケティングは、マーケットを創る仕事です。
マーケットを創ると言われてもピンとこないでしょうから、もう少し順序立ててみましょう。
マーケットを創るとは、
- 世の中の変化をつかむ(つくる)
- 変化から生まれる困り事やニーズをつかむ
- 困り事やニーズを解決する商品やサービスをつくる
- 商品やサービスが売れる仕組みをつくる
ということです。
具体的に考えてみましょう。
例えば、飲食店。
ちょっと前だと軽減税率が始まりました。これは、大きな世の中の変化ですよね。
そうなると、多くの消費者はできるだけ安くしたいので、テイクアウトやフードデリバリーをしようと考えます。これがニーズ。
飲食店は、このニーズに対して、テイクアウトやフードデリバリーに対応するメニューやサービス、お店の運用を考えるわけです。
そして、そうした全体を設計して、売れる仕組みを作り上げるわけですね。
この4つのフェーズをマーケティングのフレームワークに当てはめると、PEST分析、3C分析、SWOT分析で環境や自社の立ち位置を分析して、STPで自分たちのポジショニングを決めて、4Pで商品やサービスを売れる仕組みをつくるということになります。
マーケティングの仕事は、マーケットを創る。
これほどおもしろい仕事はありません。
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