#801 ツールもいいけど、根っこは自分でつかむべき。
みなさん、こんにちは。
最近流行り(?)のオムニチャネル。
少なからずボクも今その分野に関わっています。で、そのセールスに来られる方々の話を聞いていて、「自分、深く考えていないんじゃない??」と思った話です。
オムニチャネルとは。
”オムニチャネル”と言う言葉。Weblio辞書から引用すると、
”オムニチャネルとは、実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルや流通チャネルを統合すること、および、そうした統合販売チャネルの構築によってどのような販売チャネルからも同じように商品を購入できる環境を実現することである。”
ということらしいです。
ボクは、「オムニチャネルは、自社の使い勝手を良くするもの。」と理解しています。いつでもどこでも買える受け取れるというのは便利だけど、そこまで求められるものは少ないし、それを推し進めることでおもしろみが無くなるものまた事実。そんな中、その流行りに乗って多くの企業が「ウチも、オムニチャネルだ!」ということが多いことに驚いています。
ボクのところにも、この手のセールスは後を絶ちません。そのセールスの多くは、自社のサービスを勧めてきますが、聞いていて思うのは、「そのサービスやツールがすごいのはわかるけど、なぜウチに必要だと思ったの?」ということ。さらには、「・・・あれ?その前に、自分たちも実は深堀できてないじゃん!」ということです。
魔法の杖なんかありえない。
「このツールでオムニチャネルを実現すれば、売上が上がります!」というセールスを真に受ける人はいないと思います。
自分たちが深堀して考えてもいないのに、単純にそういったツールやサービスを導入さえすれば売上がバーンと上がるなんてことはありえない訳です。
ツールやサービスは、魔法の杖ではないので、「エイっ!」と一振りすれば、すべてが解決するような代物ではありません。
確かに便利ですが、それを自分たちの戦略の中でどうが使うか、そしてそれをお客様のためにどう活用していくかを、自分たちが継続的にバージョンアップをする必要があります。ただ導入するだけでは、ただの無駄遣いになります。
自分たちで何とかしようとする努力。
人は、つい簡単に解決できることに期待してしまいます。
そして、簡単に解決できそうに見える外部のツールやサービスに頼りたくなります。「そんなのアウトソーシングしちゃえばいいじゃん」的な考えもあります。
頼るのはいいのです。しかし、その前に自分たちの頭に汗をかいて考え、いろいろと手や足を動かして、自分たちの仕事の”根っこ”の部分をつかんでおく感覚は、絶対に必要だと思います。
これは、個人でも同じだと思います。勉強会やセミナーに行けば変わることはありません。そこに頼るのではなく、まずは自分の制約の中で手を動かし、足を動かし、頭を動かし、自分の”根っこ”を探い、そこに合わせていくことを試してみることが大切です。
「わーいわーい、それ便利じゃん!」と飛びついていては、本当の”根っこ”の強さは身につきません。いろんな制約の中で自分を深堀りする過程こそが大切です。
★近況報告★
今日は、1件のMTGのみで、内務な一日。
1日1新:Yahooショップ。
1D1A:プレゼン資料作り。
今日も一日感謝です。