相手のことを考えながら話している人、いない人。
友人の会社での話。
先日、仕事でシステム部門と打合せをしていて、コミュニケーションの大切さを学んだわ~ということを聞きました。
仕事の内容の違い。
友人の会社は、物販をしている会社です。
そこで、新しいシステムを導入するにあたっての打合せがあったそうで。
システム部門の人たちは、システムをつくることが仕事です。
友人は、マーケティング部門なので、マーケットをつくるのが仕事です。
共にお客さまに価値を提供するために仕事をしているわけですが、なかなか話が噛み合わないらしく。
会社あるあるの話ですが、システム部門はシステムの立場からモノゴトを考えて「そんなのシステム的に無理だ」「そもそもシステムの前提がそうなっていないから、改修するのにいくらかかると思っているんだ」みたいないことを言い、一方でマーケティング部門なのでお客さまの立場でモノゴトを考えて「より良いサービスを提供したいのに、なんでできないの?」みたいなことを言います。
もちろん、どちらが良い悪いではありませんが、それぞれで論点が異なるので、なかなか話が噛み合わないそうで。
その中でも、その友人の会社では、システム部門の中でも話せる人、話せない人がいるそうで、その違いを考えたそうです。
前提の理解度を把握して伝える。
システム部門の話せる人の特徴は、前提を伝えるのがとてもうまいそうです。
それぞれの立場で、それぞれの言いたいことを言っていては、話はまとまりません。
その方は、まず前提をキチンと確認するそうです。
「この問題の目的は?」
「前提として、こういったことがありますよね?」
で、もし前提がずれていたら、そこを修正してから議論に入るそうです。
そりゃあそうですよね。スポーツの話をしていて、片方は野球のことを話していて、片方はサッカーのことを話をしていたら、同じスポーツでも話は噛み合いません。
理解レベルを把握して伝える。
もうひとつ、システム部門の話せる人の特徴は、相手のレベルを把握することがとてもうまいそうです。
システムというのは、何も知らない人からするととてもわかりにくいもの。
相手の理解のレベルに合わせて伝えることが大切です。
それをシステム部門は「こんなことも知らないの?」的な上からの態度で接する人もいるので、現場の人たちとギスギスしてしまうことが多いそうです。
四則演算がわからないのに、因数分解のことを説明してもわかるはずがありません。
システム部門で話せる人は、相手のレベルを把握して、わかりやすい例えに置き換えて説明をするので、話し合いがスムーズに進むそうです。
なるほど、これはシステム部門に限った話ではありません。
相手のことを考えながら、コミュニケーションを取ろうとする姿勢は、日常でも大切なことですね。
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