『定年後』を読んで、自分の中での複業の重要性がさらに増した。
多くのサラリーマンの行く末には、こんなことが待っています。
55歳 役職定年
60歳 定年退職、再雇用契約
65歳 再雇用、雇い止め
そんな現実から目を背けずに、キチンと主体的に未来をつくらなければと思える本を読みました。
『定年後』読了。
その本とは、『定年後 – 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)』です。
会社員だった人が定年退職してからの人生をどう歩むのか、その歩みの中でどんなことを感じ、どうしているのか、といったことがたくさん書かれています。
衝撃だったのは、サラリーマンだった人が定年後にイキイキと生きている人は、15%くらい。
会社勤めで、決まった時間に出社して仕事をして、夜遅くに帰ってくる生活から解放されてのんびりできると思いきや、定年退職から3カ月もすると何もすることがなくあり、自分の存在価値を示すところも居場所もない状態へと突き進む人が少なくない。
その状態で、20年以上生きていくとなると、想像しただけでなかなかシンドいものがあります。
世間で騒がれている2,000万円問題と同様に、定年後の過ごし方もまたメチャクチャ重要な問題です。
「いやいや、自分はそんなことない。」という人は問題ありませんが、40代、50代のサラリーマンは、一度読んでおいた方が良いと思います。
ボクは、不安と危機感でいっぱいになりました。。。
白いキャンバスに絵を描くチカラ。
定年後は、いわば白いキャンバスに絵を描くチカラが求められます。
サラリーマンは、良くも悪くも会社という中で受動的に生きています。
そこで求められるチカラは、いわゆる塗り絵をいかに効率良く塗れるか。
しかし、定年後には塗る絵はなく、自分で白いキャンバスを用意して、自分で好きなように絵を描いて、好きなように塗ることが求められます。
誰かが用意してくれるものでもないし、待っていれば何かが降ってくるわけでもありません。
当たり前のことなんですが、サラリーマンとして何十年と過ごしていると、その現実すら理解できなくなっているかもしれません。
50歳に向けての準備。
こういうことを考えるのは、会社での昇進や出世の限界値も見えてくる中で、50歳を超えている人たちの生き方を見る機会があり、このままでは自分もそうなる可能性があると痛感したからです。
人それぞれ成功や在りたい状態の定義をして、そこに向かって進めればいいものですが、なんの根拠もない希望的観測で進んで、気がついたら「こんなはずじゃなかった」では取り返しがつきません。
個人的な考え方にはなりますが、ボク自身の在りたい状態を実現するためには、サラリーマン×複業活動+資産運用がベストだと思っています。
白いキャンバスを用意して、自分で絵を描き、塗って完成させるチカラは、サラリーマン生活だけでは身に付きにくのかもしれません。
それを解決するのは複業なのかなぁを思う次第です。
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2020