強みが大事と言うけど、実は強み自体にはあまり重要ではない。
”強み”も良いけど、それよりも価値を提供する方が大事です。
強みを磨くために、強みを見つける。
一般的に、「自分の”強み”を磨いた方がいい!」と言われます。
なので、まずは”強み”を見つけなければなりません。
ただ、僕クラスになると、そもそも”強み”がありません。
なかなか深刻な問題ですね。
一度立ち返って、”強み”とは一体何かを考えてみましょう。
”強み”は、目的に対しての優位性であり、他の人に比べて優れていることです。
自分が気が付いていなくても、他の人から見たら「それ”強み”じゃない?」と言うことがあります。
だから、怖くても恥ずかしくても人に聞くのは有効な方法だと思います。
強みは、加工しないと価値にはならない。
ただ、ここで大事なことがあります。
自分の”強み”を見つけても、それが今いる”土俵”で活かせるかは、また別問題です。
「仕事で自分の”強み”を活かせ!」と言いますが、”土俵”に合わせて加工しなければ強みにならないということです。
例えば、サッカーのPKの場面で、「ボク、打撃に強みがあって、ホームランバッターなんです。」といったらどうでしょう?
「・・・は?だから?」となりますよね。
いくら世界のホームラン王でも、サッカーという土俵では、”強み”でも何でもなく、ただの「打つのが得意」という”特技”であり、”特徴”に過ぎず、価値にはなりません。
強みよりも、相手に価値を提供できるか。
ということで、仕事をするときには、相手に価値を提供して代価をもらうと考えれば、極端な話、自分に”強み”の有無は、実はあまり関係のないことです。
相手からしてみたら、強みがあろうがなかろうが、困り事の最適な仕事をしてくれれば良い訳です。
にも関わらず、”強み”に縛られて「これしかできません!と」では困ります。
逆の見方をすれば、「これが求められてる!」と思うものなら、「自分の強みじゃないけど提供する!」というスタンスでないと生き残れない。
「自分の”強み”はこれなので、”強み”を活かしてできる範囲」しか仕事をできない人は、お声が掛からなくなるかもしれません。
そういう意味で”強み”というのは単なる”資源”であり、目的に合わせてその”資源”をどうやって加工して価値にするかが重要ですし、”強み”を発揮することに囚われるよりも、目的に合わせて価値を提供できるか否かということですね。
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