机上の空論は、ポジティブなワードである。
『机上の空論』というとネガティブなイメージがありますが、無いよりはマシなのかもしれません。
机上の空論は、ネガティブなのか。
会議や打合せをしていると、「そんなのは、『机上の空論』だ」的な話があります。
『机上の空論』とは、頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考え(コトバンク)です。
いわば、現実を見ないで、教科書通りにモノゴトを考えることを揶揄する言葉です。
仕事の中でもよくありますよね。
会社でよくある話を例に出すと、現場を知らない上層部が指示を出すと現場が混乱してしまうわけで、会議室やデスクで教科書通り考えたところで、うまくいくハズもありません。
ただ文句を言っているだけの人。
こうして考えると、『机上の空論』になるような指示や戦略は、実際に役に立たなければ、そもそも考える必要も、実行する必要も無いように思います。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
最近「そんなの『机上の空論』だ!」と言う人ほど、実は代替案となる『机上の空論』すら持っておらず、ただ文句を言っている人も多いように思えてきました。
特に、動くのがめんどくさいと思っている人は、この傾向があるように思います。
何かを変えるには行動するしかありません。
その行動のための計画が、たとえ『机上の空論』であっても、何もやらないよりはマシです。
なぜなら、『机上の空論』であっても行動して、上手くいくこと、上手くいかないことが見えて、次の一手が考えられて、それを繰り返せば、精度も上がるからです。
机上の空論はポジティブなワードであり、仮説である。
ボクは、『机上の空論』とは、仮説だと思っています。
仮説なのだから、上手くいくか、上手くいかないかは、やってみないとわからないと思うわけです。
そこで上手くいかなくても、仮説を立てたことでPDCAが回せて、次に活かすことができます。
もちろん、仮説なので、数字に落とし込んだときに『机上の空論』の仮説すら成り立たず、希望的観測になってしまってはいけませんが。
まずは『机上の空論』という仮説を立ててやってみて、次につなげられるように『机上の空論』を活用する。
ということで、文句ばかりで行動しないのに比べれば、『机上の空論』でもなんでも実際に動いてみて、次の手を考えることが重要です。
『机上の空論』は、現場を見ないで、全く使えないモノに見えるかもしれませんが、それを行動にうつしてみたらなにか見えることがあるかもしれないと考えると、実はポジティブなワードだと思います。
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