マーケティングの要諦は、相手との体を入れ替えることにあり。
会社には予算があり、売上と利益を上げなければなりません。
どうやったら売れるだろう?を考える。
売上を上げるために「どうやったら売れるのだろう?」と考えます。
「どうやったら売れるか?」、多くの人が考えることです。
一見、どこもおかしい考えには見えませんが、実はここに大きな落とし穴があります。
「どうやったら売れるか?」は、自分が主語になっています。
自分たちの売上を上げるために、何とかお客さまに買わせようと考える。
しかし、それではなかなかうまくいきません。
なぜなら、自分たちの都合に合わせて売ろうしているからです。
魚釣りをするときのことをヒントにする。
人を動かす 文庫版 にこんな一節が書かれています。
魚釣りをやる場合、自分の好物のことは考えず、魚の好物のことを考える。苺ミルクをエサに使わず、みみずを針につけて、魚の前に差し出し「ひとつ、いかが」とやる。
なるほど。
魚釣りをするのに、自分の都合で自分の好物の苺ミルクをエサにつけることはしませんよね。
当たり前ですが、魚を釣るには、魚が食いつきたくなるエサを針につけるのは、誰もがわかることです。
つまりは、相手の立場に身を置いて考えようね、ということです。
マーケティングの要諦。
では、どうしたら良いのでしょう?
結局のところ、こちらの都合や状況なんて、相手は何の興味もありません。
こちらがいくら「売上を上げたい!」と思っていても、そんなことに興味なんてありません。
ということは「どうやったら売れるか?」という考えではなく、体を入れ替えて「どうしたら買いたくなるか?」の視点で考えることが必要です。
相手の好むものや抱えている問題にフォーカスして、その欲求を手に入れるための方法を提示すれば、買いたくなる可能性は高まります。
「どうしたら売れるだろう?」を考えるなら、「どうしたら相手は買いたくたくて仕方なくなるだろう?」を考える。
その思考習慣こそが、マーケティングの要諦だと思います。
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