ビジネスを組み立てるには、理想と現実の行き来が大事。
ビジネスを組み立てるには、理想と現実の行き来が大事です。
事例や理論を学ぶ。
事業を組み立てるには、事業を客観的に眺めたり、思考を飛ばして考えることが必要です。
そんなときに必要なのは、事例や理論を勉強をすること。
事例を知ったり、理論を勉強することで、事業を組み立てる基礎体力みたいなものが身につきます。
さらに、同じような成功を手にすることができそうな気もするし、自分のレベルも上ったような気がするので、ある意味、楽しくもあります。
そして、理想的な”こうあるべき”といったひとつの方向性やゴールを描くことにもつながります。
現実を見る。
そうした理想の姿を描いて、それを現実のものとするために行動することはとてもエキサイティングなものです。
しかし、一方では「現実を知る」ということもとても大切です。
事業には、いろいろな制約があります。
予算もあれば、人的リソース、社内の体制や風土、社内外のパワーバランス、社内インフラなど。
理想を描いて、事例や理論を駆使して実現させようと思っても、学んだ事例や理論をそのまま使うことはできないことに気が付きます。
そこで「なんで、ウチの会社はこうなんだ!」と憤慨しても、上手くいくことはありません。
ゴールと現状のギャップを埋める。
思ったのは、成功事例や理論は理想を描くときの基礎としてはとても重要ですが、現実を知り、ビジネスとしてフィットさせることがマーケターのチカラだと思います。
ビジネス、つまりはお客さまが求めているのは、最新の成功事例に倣ったサービスではありませんし、海外の一風変わった事例でもありませんし、どこかのエライ人が語った理論からつくった価値ではありません。
お客さまが求めているのは、シンプルに、自分の困り事を解決してくれる手段(=価値)が欲しいわけです。
当たり前ですが、マーケターは、事例や理論を紹介するのが仕事ではなく、自分たちのビジネスが提供する価値をつくるために、ゴールと現実のギャップを調整して、キッチリと成果に結びつけることが仕事なのです。
ときには大上段から「こうあるべき」と一刀両断するのも必要ですが、ビジネスを組み立てるには、ちゃんと現実を見ることもとても重要なことです。
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