仕事をおもしろくして、前に進める極意。
仕事をおもしろくできて、前にすすめられる人はどういうことをしているのでしょう?
ボクは、ツッコまれ力にあると思っています。
正解は探すものではなく、自分でつくるもの。
仕事においての正解はどこかにある正解を探すものではなく、自分たちで正解をつくるものです。
正解をつくるプロセスにおいて、営業の頃は、自分で力技や強引に突破して正解をつくることがカッコいいと思っていました。
言うなれば、キャプテン翼の日向くんの強引なドリブルみたいなイメージです。
マーケティングに関わるようになってからも、そうしたプロセスをイメージしていて、自分一人でイケてる企画をつくって、そこに向かってみんなを誘導して、正解にするようなイメージを持っていました。
なので、自分が何とかしないといけない、自分のマーケターとして分析力、発想力、推進力をなどのチカラを最大化させなければいけないと思っていました。
しかし、あるときマーケターとして正解をつくるプロセスには、ちょっと違うプロセスがあることに気が付いたんです。
コンサルの話を聞いていて。
いろいろなマーケターやコンサルと話をしていて、マーケターやプランナー、コンサル的な職種の人には二つのタイプがあることに気が付きました。
ひとつは、自分で「こうするべきだ!」というタイプ。
いわば、ボクが営業時代に持っていた思考回路で、自分の正解がすべてであり、カリスマ性をもって前に進めるイメージです。
もうひとつは、「こんなアイデアなんかいかがでしょう?」とツッコまれ力満載で周りの意見を引き出すタイプ。
なんとなく頼りなさそうに見えますが、そのアイデアは氷山の一角で、見えないところにはものすごく大きな知識や経験があるようなイメージ。
一見、前者の方が頼れて仕事も進むようなイメージを持ちますが、実は後者の方が、関係者からいろいろなアイデアが出て、関わる人が自分事のように考えて、思いもよらぬ着地点を見出すこともあり、仕事がおもしろくなるんです。
もちろんどちらが良い悪いの話ではなく、その正解をつくるプロセスには、大きな違いがあることに気が付いたんです。
あえてツッコまれる力をつける。
マーケターの仕事は、マーケットをつくることです。
マーケットをつくるとは、顧客を創造することです。
それをひとりでやってのける人もいますが、ボクは自分ひとりではできません。
それなのに、「これしかない!だから、これで進める!」というリーダーシップをもって、日向くんの強引なドリブルをしようとしても無理があります。
ボクのようなタイプのマーケターは、難しい単語を使ってイケてる企画をつくることよりも、たたき台を出すことで、関係者から「あーでもない、こーでもない、こういうことがしたい!」というツッコミ、気づき、ひらめきを引き出すことが大切なのかと考えました。
もちろんの裏には自分で努力し、豊富な知識や経験を持ちつつ、自分なりの仮説を持つことは当たり前ですが。
そうすることで、関係者が自分事として考えて、その後の推進力が増して、成果が出るようになり、仕事がおもしろくなっていくように思います。
ボクのようなタイプのマーケターが人を動かし、仕事を動かす極意だと思います。
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