ヒットを打ったから調子が良いとは限らない。
事業で数字を読むことは、必須です。
今月の着地、今期の着地、いろんな数字の予測を立てること、その精度の高さは、仕事の精度に関わります。
なので、ボクは数字は嫌いだけど、毎日数字を見て、肌感覚にまで落とし込もうとしています。
数字をとらえる。
一言で数字と言っても、いろいろな数字があります。
売上、利益はもちろん、P/L的な人件費や販促費、物流費などから、マーケティング的な会員数やアクティブ率、客単価、ECで言うなら、セッション数やCVR、離脱率など。
それぞれの数字には意味があり、売上や利益に密接に絡んでいます。
そうした数字ですが、自分が営業の頃はとにかく売上だけ見ていて、他の数字はあまり考えていませんでした。売上を上げるためにとにかく行動して、利益はあとからなんとかしようと思いながらもなんともならず、上手いこと言い訳や着色をして、会議などで発表していたんです(汗)。
しかし、今はそうはいかないので、全体の数字を見て、ひとつひとつ企画を考えて、やってみて、結果を見て、次に何をやったらいいかを考えつつ、全体の数字がどう変化してくるかを、ひとつひとつ地道に積み重ねています。
B型のボクからすると「ブワーっとやって、ガッと数字を上げて、ワイワイやろうよ」といったザックリで進めたいところですが、表現はそうであっても、その裏側ではきっちりと数字を読まなければなりません。
瞬間風速的な売上に喜ぶ。
こうした数字を見ていると、たまにまぐれホームラン的なことが起こります。
EC事業でいえば、なぜかサイトの訪問件数がボカンと上がったり、売上がポーンと上がったり、偶然が重なって良い結果になることがあるんですね。
表面的には「うお~、いいね!」と喜びますが。
しかし、その裏ではこうした結果は瞬間風速なので喜ぶべきことではないと思っています。
ヒットを打ったから調子が良いとは限らない。
イチローさんは、こう言っています。
「ヒットを打ったときが調子が良いとは限らない。逆に、凡打をしたから調子が悪いとは限らない。」
そう、つまりは結果よりも、プロセスを重要視することが大事であり、結果に一喜一憂せずにコツコツと血肉を増やし、ムラを出さずに、常に一定の成果が出る筋肉質な体質にした方がいいわけです。
どっしりと構えられる大人になろうと思います。
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