組織で仕事をするときのスピード感について。
組織で仕事をしていると、スピード感の違いに苦しむことがあります。
部分最適が足かせになる。
例えば、売上が悪いとき。
自分でなんとかするにも限界があります。
物販の会社ならば、モノを売るために必要な商品、物流、経理、システムなどなど、いろいろな部門がからみます。
会社というところは分業制なので、自分だけで完結できる仕事はなく、必ず他の部門との連携が必要になります。
これがうまく機能しているうちは良いんですが、状況が悪くなると何かを変えなければならなくなり、何かを変えなければならなくなると他の部門との足並みを揃えていかなければなりません。
その足並みを揃えるのは、分業してそれぞれが部分最適していればしているほど、変化への足かせとなります。
期限を切って、責任を明確にして、進めることが大事。
例えば、売上が悪いから、新しい施策をすることにしたとしましょう。
こうしたときは、それぞれの部門に調整をかけることになりますが、間違いなくそれぞれの部門がそれぞれの事情を言い出します。
「人がいない」、「時間がない」、「そんな予算はない」、「こっちはこっちで忙しい」、「そんなことしたら失敗する」といった熱い叱咤激励をいただけます。
そんなに叱咤激励してくれるなら、そのパワーを前進力に変えれば良いのにとも思いますが、自分もその類なので人の振り見て我が振り直せです。
組織の場合は、まずは、そのハードルを超えなければいけません。
ハードルを超えるとは、組織特有のいわゆる根回しや調整を入れて、自分たちのやりたい方向へと持っていき、関連部門が仕方なくでも進める状態にすることです。
そして、仕方なくでも進める状態になったら、そこからは主体的にスピード感を出して進めることが必要です。
スピード感を出すとは、一人でガムシャラに頑張るということではなく、タスクを振り分けて、バンバン期限を決めて、期限通りに進めるように働きかけるわけです。
楽な方へ流されたくなるけど。
ただ、自分たちのことを中心に考えている人(自分含む)は、期限を切られることはあまり良く思われず、嫌われることが多いです。
嫌われないように、関係者間の調整が必要な事情もとてもよく理解できますし、期限を切らず、責任を明確にしないでナアナアで進めたくもなります。
そのほうが楽ですし、頑張ったところで給料が大きく変わるものでもないかもしれないし。
そうなると、楽な方へ行くのも理解できます。
しかし、ここで楽な方へ流されて、負けないようにしたいところ。
嫌われても、期限をしっかり切る、誰がボールを持っているかを明確にする。
今の時代、新しい施策を走らせるのに、調整やら何やらで2ヶ月後なんていうスピード感では話になりません。
とにかく、組織での仕事は、決めて、進める、もう一段上では、それができる土台をつくることが仕事であり、お客さまに価値を提供できる源になると思います。
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