EC売上はEC以外の部分で決まっている。
今度、EC関連のセミナーに登壇します。
テーマは、オムニチャネル戦略におけるWEBデジタルマーケティングの活用方法みたいな内容。
その資料を作成しながら、改めて思ったこと。
ECの売上を上げるには。
ボクの仕事のひとつで、ECの売上を上げることがあります。
5ヵ年計画があり、ECのチャネルでその売上を上げることがひとつのミッションです。
売上を上げるために、PDCAを回すわけです。
セッションを増やすためにSEO施策をやって結果がどうだとか、広告でのCPOを下げるためにターゲティングを変えるとか、クリエイティブを改善するとか、SNSからの流入を増やすためにハッシュタグを変えたりとか、離脱率を改善するために会員登録フォームの改善をしたりとか、カゴ落ちを減らすためにツールを導入したりとか、マーケティングオートメーションツールを使って購入回数を増やす改善をしたり、公開商品をふやすために新しいドメインの商品群を登録したりとか。
まあ、いろいろ有りすぎて目が回ります。
しかし、そうした日々の改善が売上をジワジワと押し上げていることには間違いありません。
幹の部分についての話。
で、登壇したときに、こうした施策について、どうやって取り組んで、何が失敗して、どこがうまくいったのかをひとつひとつ話そうかと思ったんです。
しかし、ちょっと考えたら、こうした日々の改善は、みなさんも取り組んでいることですし、実は枝葉の部分なのかと思ったわけです。
ボクたちが、MAでこんなセグメントをしてシナリオを走らせていますとか、サイト内の検索をしやすいようにこんなツールを使っていますとか、SNSからの流入を増やすためにこんな戦略で取り組んでいますとかよりも、それらの施策を下支えする土台の作り方、つまりは幹の部分をお話した方が、聞かれているみなさまにとっては役に立つのかと考えました。
EC売上はEC以外の部分で決まっている。
幹がしっかりとしていなければ、枝葉も枯れてしまいます。
OSが古ければ、アプリも動作しないようなものです。
戦略と戦略を支える体制や部門間の連携がなければ、フロントでいくら頑張っても成果には結びつきません。
フロントの部分で何とかできるのは、感覚的に2~3割くらいです。
あとの7~8割は、それこそ全社の戦略であり、会社の理解や投資、各部門であるMD、在庫コントロール、物流、システム、会計といったそれぞれの機能とその連携などを指しています。
そこをどうやってコントロールしていくのか。
その軸となる戦略やビジョンは、どう作っていくのか。
改めて、ECの売上は、ECのフロント以外の部分で決まっていることを認識しました。
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