#778 会議をすれば、仕事は進むのか?
みなさん、こんにちは。
会社での仕事は、スピードが遅いです。
会社では、何を決めるにも関連部署のコンセンサスや上司の承認が必要です。失敗するリスクや方向性を整えることを考える必要はありますが、あまりに複雑な組織体系は事業のスピードを遅らせるとともに、メンバーの意識を低くしてしまいます。
スピードを落としている原因は何でしょう?
成績表のために仕事をしている。
会社では、何を決めるにも、会議やらMTGをするケースが多いです。
そこでよくいるのは、承認者の方を向いて仕事をする人です。
言い方を変えれば、自分の成績表のために仕事をする人。
会社員の生き方としては間違いではありませんが、顧客を見て仕事をしない限り、きっと良い仕事にはつながりません。自分の評価のためにしてきたそれぞれの仕事を通してできた価値観や思考プロセスは、ジワジワと組織を腐らせます。
そういう仕事が積み重ねていった組織の中の人は、二進も三進もいかなくなりますが、既に思考が固まってしまって俯瞰できないので、そこから加速度的に仕事を進めることはできません。
組織の中に深く入り込むことも大切ですが、それだけだと俯瞰をすることができません。俯瞰できないと、良い仕事はできません。
自分のチームとその成果にコミットするためにボクが外との接点を持つ理由は、ここにあります。
みんなの意見を聞く。
とにかくみんなの意見を聞き入れようとする人は多いです。
意見を聞くことは大切ですが、取り入れる意見、省く意見を明確にするとともに、新たな案を生み出して、決めることが大切です。
しかし多くの場合、とにかくみんなの意見を取り入れようとして、優先順位がよくわからなくなり、「じゃあ、来週もう一回会議やりましょう」みたいなことになり、結局前に進めない状況になることはとても多いです。
とにかく一旦決めてしまうことは、とても大切です。
それは、「これをやろう」というのと同時に「これはやらない」ということを決めることも含みます。みんなの意見を聞くのはいいですが、それをまとめるのはとても難しいです。だからこそ、リーダーが責任を持って決めて、前に進める覚悟が必要です。
覚悟を持っていない。
仕事が進まない理由は、組織体系や環境もありますが、結局のところ、自分の覚悟がないことが一番の原因です。
仕事を前に進めるには、覚悟を持つことが大切です。
現状維持で今までのやり方を踏襲しておけば、社内から大きな批判を受けることはないでしょう。しかし、顧客からはソッポを向かれる可能性があります。そうなれば、社内では良い顔ができても、そのうち成果が出せなくなります。
成果が出なくても、今までやってきたやり方を変えることもできず、精神論や根性論に走り、残念な結果になることは目に見えています。
会議やコンセンサスも大切ですが、仕事をおもしろくするために覚悟を決めて進めてしまう。
そういったことが思い切ってできる上司や環境がある会社というのは、とても強いと思います。少なくともボクは、どんどん進めていきますし、メンバーに任せて仕事を進めてもらいます。
★近況報告★
今日は、学校公開日。午後は、家でお留守番。
1日1新:カセキホリダー。
1D1A:グーグルアナリティクスの勉強。
今日も一日感謝です。