その考えでは、いつまでセンスは身につかない。
メルマガやサイトのページのチェックをするとき、必ず担当者に質問することがあります。
自分ならどう?という質問。
担当者から「これで良いですか?」的なチェックを依頼されることがあります。
そんなときは、「うん、これで自分だったら買いたい気持ちになる?」「このメルマガのタイトル、自分なら開く?」という質問をするようにしています。
もちろん、その担当者を詰めているわけではなく、メルマガを発行するのが仕事、ページをつくることが仕事だと考えていると、それを見たり、読んだりするユーザーのことを考えずに、ただ自分たちの都合で製作をしてしまいがちになります。
それを「キチンと買い手視点でモノゴトを考えよう~」という思考習慣を持つチームにしたいからです。
会社には売上予算があって、日々「売上達成しないと!」という考えでいると、自分も含めて、いつの間にか売り手視点になっていくんです。
それを防ぐための質問です。
買い手の気持ちで自分の感覚を確認する。
この質問をすると、多くの人は「う~ん、どうでしょうね。。。」と考え込みます。
このとき、始めて体を入れ替えて、買い手の立場になるわけです。
自分が買う立場ならどうだろう?と考えて、あの情報、この情報、こんな言い方、あんな言い方の方が良いかもしれないな、と気がつくことがあります。
そして、そのそれをやって反応を見て、「ああ、自分の感覚は間違っていないな。」とか、「あれ?自分の感性って、自分が対象としているユーザーとズレているのかな」ということに気がつけます。
合っていればそのセンスをもっと磨けばいいし、もしズレているならば修正が必要です。
「自分のセンス、修正しなきゃ」と気がつくことができれば、普段の生活の中で、「この表現いいな」とか、「この言い回しは刺さるな」みたいな気付きが増えて、それを自分なりに因数分解をして、試してみての繰り返しが、自分の血肉になっていきます。
売り手視点と買い手視点。
「どうしたら売れるか?」は、売り手視点。
「どうしたら買いたくなるか?」は、買い手視点。
会社の中でユーザーの顔が見えない中で、数字やパソコンばかり見ながらクリエイティブや施策をつくっていると、気が付かないうちに売り手視点になってしまいます。
ということで、「うん、これで自分だったら買いたい気持ちになる?」「このメルマガのタイトル、自分なら開く?」という質問は、買い手視点で考えることを習慣にするための質問であり、チェックをするときに買い手視点を改めて考えるための仕組みです。
っていう質問をしながら、自分に「自分、買い手視点で考えている?」と言い聞かせているわけですけどね。
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