デキる人とデキない人の差は、どこにゴールを置くかで決まる。
小学生の頃、定番中の定番の言葉「遠足は、家に帰るまでが遠足です。」と言われてましたね。
オトナの場合「それ、どこをゴールとするか?」によって、デキる人とデキない人の差が生まれると思います。
次の準備までが宿題。
子供たちには、「宿題は、片付けて、次の準備をするまでが宿題だ!」と言っています。
計算問題や漢字練習の”宿題”をやるのは、当たり前です。
(その当たり前をできなかったボクは、ザンネンな子供でしたが。。)
で、ウチの子供たちは、その”宿題”を終えて「あー終わった~!」と、ノートやえんぴつをそのままに、すぐに席を離れてしまいます。
そんなとき、自分を棚に上げて「宿題は、片付けて、次の準備をするまでが”宿題”だ!」と伝えるわけです。
仕事完了の設定の違い。
仕事でも、同じようなことがあります。
その日のタスクを終えて「あ~、終わった~」とするか。
それとも、その日のタスクを終えて、振り返りやまとめをして、次の日の準備をするまでをやって完了と考えるか。
以前、お世話になっているコンサルの人から、こんな話を聞きました。
夏の暑い日、営業を終えて戻ってきてデスクについたとき。
そのコンサルさんは「いや~暑かった~」とペットボトルを買いに席を立ち、グビグビと飲み干してから「さて、仕事をするか」と取り掛かろうとしたら、同期のコンサルは、戻って来るや否や、パソコンを開きパカパカとメールを打ってから、「ふ~」とペットボトルを買いに行ったのを見て、「ああ、これが大きな差につながるんだなぁ」と心を入れ替えたそう。
つまり、外回りの営業の終わりを『席につくまで』とするか、『お礼のメールを打って、次の提案を提示するまで』とするかで異なっていることに気が付いたそうです。
微差の積み重ねが差を生む。
そのタスクが終わるまでをゴールとするか、次の準備をするところまでをゴールとするか。
たったそれだけのことかもしれませんが、この意識の差は、ものすごく大きな差を生みます。
タスク自体の完了から、振り返り、次の準備までを、そのタスクの”完了”とする。
まずは、寝る前に次の日に着ていく服や靴を準備しておく、前日にタスクをすべて整理しておく、そういうところから始めてみようと思います。
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