高校受験にむけて「ちゃんと」の定義を考える。
日常の会話で、「ちゃんとやったの?」と聞いてしまうことがあります。
しかし、「ちゃんと」ってどういうことなのでしょう?
ちゃんとやったの?
少し前の時期の6月末から7月にかけて、中学生は定期考査テストの真っ盛り。
息子も定期考査テストに向けて、我が家もちょっとピリピリモード。
彼なりに頑張って、それなりに手ごたえを感じていたようです。
そして、テスト結果が返ってきたときに、その点数を見て想像していたよりも良くない結果に、親としては高校受験もあるのに大丈夫か?と不安になりました。
そんなときについ口にしてしまうのが、「ちゃんとやったの?」と言葉。
ボクも口にしそうになって、ギリギリのところで踏み止まりました。
生産性のない「ちゃんと」軸の会話。
以前、このくだりの会話をしたとき。
ボク「ちゃんとやったの?」
息子「ちゃんとやったよ!」
ボク「ちゃんとやってるのに、なんでこんなに点数悪いの?」
息子「そんなこと言ったって、テストの内容が難しいんだから仕方ないじゃん!」
といった生産性のないやりとりを繰り広げてしまいました。
ただ落ち着いて考えてみると、この会話がいつまでたっても噛み合わない原因は、ボクと息子の考える『ちゃんと』が違うからです。
ボクは、結果だけを見て、点数が悪いから『ちゃんと』やっていないと思い、息子は、自分なりに勉強をして『ちゃんと』やったと思っているわけです。
こういうことは、仕事でもよくある話です。
任せている仕事が心配で、「ちゃんと進んでいる?」と聞いたときに、「ちゃんとやってます!」と答えたので安心していたら、フタを開けたらこちらの期待していたレベルに全く到達していない、みたいなことはよくある話です。
「ちゃんと」をちゃんと分解する。
「ちゃんと」というのは、人それぞれ定義が違います。
今回は、息子にこう言いました。
「目標にしていた点数とどれくらいギャップがあった?今後、行きたい高校のレベルに到達するには、どういう課題をこなせばいいんだろう?その課題に取り組む時間は、どうやってつくろっか?」という話をしました。
そもそも目標の点数は何点を目指していたのか、行きたい高校はどれくらいのレベルなのか、今回のテストの前の課題をこなす時間が足りなかったのか、カバーする範囲が間違えていたのか、テスト範囲の前段階の基礎の理解が足りないのか、などなど。
ボクの考える『ちゃんと』を構成する要素を説明したわけです。
そうすると、ひとつひとつ認識を合わせられて、建設的な話ができます。
建設的な話ができれば、親として支援する範囲も見えてきます。
「ちゃんと」問題で家の中をピリピリムードにする前に、”ちゃんと”建設的な話ができるようにボクも気をつけようと思います。
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