悪質なクレーマーへの道を進まないように。
人の悩みのひとつに、人間関係があります。
職場や何かしらのコミュニティにおいて、大なり小なり問題があることもあります。
その問題を解決するときに気をつけたいこと。
「相手が悪いから」という前提。
人間関係は、デリケートだし、シンプルな問題ではありません。
思い通りにコミュニケーションが取れなかったり、失礼な扱いを受けたり、不平等を押し付けられたり、不快な気分にさせられたり、小さなことから大きなことまで、きっかけはいろいろだと思います。
その場合、多く見られるのは、怒りや不満の原因が相手にあることを口にします。
「相手のせいで、こんなに不快な思いをした。」「相手が悪いんだから、自分には非がない。」といったように。
つまり、怒りや不満を言うときには「自分が正しくて、相手が悪い」というロジックが自分の中にあるわけです。
体を入れ替えて考える。
これ、少し危険なロジックです。
「相手が悪いから、自分は不快な思いをした。だから、自分は被害者であり、怒るのは当然だし、相手が謝るのが筋だし、この状況を変えてくれないとやってられない。」というのは、本人の中では正しいものです。
その怒りや不満の感情は、本人にとってはものすごく大きな問題です。
しかし、それはあくまで本人の中だけの話。
体を入れ替えて、相手の立場や周りの立場からそれを見たら、どうでしょう?
こちらが相手の言い分に従いたくないのと同じように、自分の言い分が正しいから相手に理解しろと言われても、なかなか難しいもの。
相手には相手が「正しい!」と思っている言い分があるはずだし、周りから見たら「そうは言っても全体のことを考えたら方法は他にもあるんじゃない?」という見方もできるかもしれません。
悪質なクレーマーへの道を進むか?
では、どうしたら良いのでしょう?
個人的には、相手には相手の考えがあることを理解しつつ、自責思考を持ち、相手との距離を置くことが一番です。
お互いにお互いの中での正義があるわけで、どちらも正しいんです。
感情的に怒りや不満を持つのは当然だし、悪いことではありません。
しかし、それを相手に押し付けて、理解しないからといって攻撃してはいけません。
そこは、自責思考をもって、自分の中で変化させて、その問題から距離を置くことが有効です。
これがなかなか難しいわけですが、それを意識していないと、自分に起こるすべてのことに対して同じ思考を適用するようになり、悪質なクレーマーへの道を進むことになると思います。
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