オウンドメディアをするなら、視点を上げて、覚悟をする必要がある。
簡単そうに見えて、かなり難しいのがコンテンツマーケティングです。
さらにコンテンツマーケティングを掘り下げていくと、「それなら、オウンドメディアをつくりたい!」みたいな欲求に駆られて、コンテンツ屋さんもお金になるのでオウンドメディアを勧めてきたりします。
でも、事業会社は、オウンドメディアをするとき、それなりの覚悟ができないのであれば、止めたほうがいいと思っています。
その理由は?
オウンドメディアとは。
オウンドメディアとは、自分たちで運営する媒体(メディア)のこと。
コンテンツをつくっても発信する媒体がなければ意味がないので、自分で作ってしまえ~という流れで、そこから見込みになるお客さまをリスト化して、アプローチしていけば最高だよね!という作戦ですね。
今の時代、WEBサイトやBlogで簡単にできますからね。
大きな会社でいくと、サイボウズさんの『サイボウズ式』や宣伝会議さんの『AdverTimes(アドタイ)』なんかは、ホントすごいっす。
ま、小さなところでいけば、このBlogもボク自身のオウンドメディアということです。
オウンドメディアの実情。
そんな流れの中で、「WEBマーケティングは、オウンドメディアで、コンテンツマーケティング(集客)するのが重要だ!」という考え方が多くなり、どこもかしこも『無料ダウンロード』や『小冊子プレゼント』という手法が増えたんです。
オウンドメディアを立ち上げて、コンテンツをたくさん作って、そこにSEOをかけて上位に上げて、無料の資料をダウンロードしてもらい、メールアドレスや連絡先を獲得して、アプローチをかけるわけですね。
とても有効な手法で、この考え方が出始めた頃はかなりの反響を取れたようです。
しかし、こうした手法はすぐに横展開されて多くの会社がやり始め、中にはダウンロードした内容がお粗末なものも多く、ユーザーからすると「ああ、またこれか」となりつつあります。
もちろん、コンテンツが継続的に作れる体制があって、業界的にもまだまだ取り組んでいないならば有効だと思いますが、「一日3記事書くぞ~!」みたいなそれなりの覚悟と長期的な視点が必要です。
販売管理から変化して、行動管理という視点を持つ。
オウンドメディアを無事立ち上げて、継続的にコンテンツを増やして、集客もできて「わーいわーい!」となっても、そこからが本番。
改めて整理すると、ゴールは、オウンドメディアを運営すること!ではなく、オウンドメディアは通過点であり、そこを始点として自分たちの顧客になってもらうこと。
なので、サイトに来てくれて、資料をダウンロードしてくれたあとのアプローチの設計が必要であり、そこが難しい。
メルマガであったり、リアルなイベントであったり、電話であったり、DMであったり、あの手この手で価値を伝え続けて、認知→想起→行動をしてもらう必要があります。
なので、以前書いたようにWEBデジタルマーケティングを含むオムニチャネルの考え方は、『販売管理から行動管理』という考え方であり、ここを理解していないと厳しい結果が待っています。
つまりは、今までの考え方を変えて、オウンドメディアを継続するための体制や覚悟が必要です。
「なんかオウンドメディア良さげ!」という理由だけではじめるなら、止めることをおすすめします。
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