農縁倶楽部のプロジェクトを楽しむオジサンマーケター。
最近、年上の友人(と勝手思っている)Sさんと、仕事で遊んでもらっています。
先週末、そのSさんが関わっている農縁プロジェクトにお邪魔してきました。
農縁プロジェクトとは。
農縁プロジェクトは、東京からだと車で40分ほどのところの広大な農地を有効活用しようとするもの。
さいたま新都心のすぐ近くで、避暑地を思い起こさせる一面の緑とさいたま新都心ビル群が臨めるシチュエーションが最高です。
そこで土仕事をして、汗を流して、みんなで採れたて野菜とキンキンに冷えたビールや白ワインを飲むことは、この上なく楽しいもの。
この農縁プロジェクトと一般のレンタル菜園と違いは、自分の畑を借りて、野菜を作るだけではないんです。
区切られたレンタル菜園の一区画が小広い芝生になっていて、ここでバーベキューやイベントが開催できて、レンタル者同士でつながれるんです。
さらに、レンタル菜園の一区画は、ただ野菜を育てて近所におすそ分けしてワイワイするだけではなく、エディブルフラワーを植えることで絵面的にも名所にし、それを販売できるスキームを作って実入りが期待できる”投資”的な一面も持ち併せています。
Sさんは、それをカタチにしようとされています。
個人的には、収益がどうのこうの言うわけではなく、シンプルにおもしろいと思いました。
事業の奥行きをつくる。
Sさんは、知る人ぞ知る食に関するマーケター。
御年60歳を超えますが、あちらこちらに顔を出して、全国でも引っ張りだこ、ものすごく元気で精力的に動かれています。
ボクもSさんの近くで、少しでもマーケティングのセンスを感じ取ろうとしています。
そのSさんがよく仰るのが、『奥行きを持たせる』という表現です。
『奥行き』とは、事業を通じて、社会との接点を持って、おもしろいことをすれば、利益はキチンとついてくる、ということ。
「核となる事業にいろんなことを結びつけて、地域の人や関わりのある人を巻き込んでパワーをつくる、ただ最初の一歩はとにかく小さくかつパワフルにいろいろと試してみる、そうすると指数関数的にいろいろと広がり、社会性が生まれて、事業に奥行きが生まれる。」と。
特に新しいことではありませんが、Sさんがおっしゃるとその重みが違います。
高齢化社会で求められるカタチ。
この農縁プロジェクト、年代関係なく、青空のもとで、採れたて野菜とお酒を食しながら笑えるというのは、ものすごく贅沢だし、その場所を提供するというのは、シンプルにおもしろいので、何かしらのカタチで貢献できたらいいなあと思っています。
さらに、還暦を超えたオジサンたちが、知恵を出し合い、ネットワークを活用し、楽しみながら事業をつくっている姿は、とても楽しそう。
とにかくみんな笑顔だし、一生懸命だし、立場とか年齢とか関係なくワイワイしています。
これからの時代において、こうした”小商い”で、高齢者の方々が社会との接点を持って、多くはなくても経済的な”実入り”をつくることを望む人が増えていくのだと思います。
サラリーマンの狭い世界にいるだけの自分、農縁プロジェクトに参加させてもらい、写真のような青空の広がりを感じて、なにかスッキリしました。
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