「スゴイ」と「役立つ」は違う。
デジタルマーケティングの世界では、次から次へと新しいサービスが出てきます。
そんな話を聞いていて、「スゴイ」と「役立つ」の違いを考えました。
最新のテクノロジーやサービス。
いろいろな展示会やEXPOで営業をいただく中で、WEB・デジタルマーケティングのサービスを知る機会があります。
それらのサービスが、かなりスゴイんです。
テクノロジーの進化によって、あんなことも、こんなこともどんどんできるようになる時代。
営業トークを聞いていると、
「そこまで簡単になったんですか??」
「そんなことまでできるんですか??」
と「すごいっすね~」と感じる話がたくさんあります。
営業マンからも「そうなんです、スゴイでしょ?」といった得意気な表情がうかがえます。
スゴイけど。。。
営業マンからすると、そこで受注へのクロージングへ入るわけです。
そのサービスやテクノロジーのスゴさを強調し、「あんなことも、こんなこともできて、売上上がりますよ!」とまくしたて、他社での導入実績を並べ、「今なら一カ月無料お試し!」、「今月中申込なら30%OFF!」などで売込をしてきます。
よくある営業パターンです。
確かに、そのテクノロジーやサービスは、とてもスゴイと思います。
でも、ボクはよっぽどのことが無い限り、申し込むことはありません。
スゴイ=役立つではない。
申し込まない理由は、「スゴい」ことと、「自分たちに役立つ」は、全く別の話だからです。
例えば、車のポルシェ。
デザインはカッコいいし、エンジンの馬力もあって、スゴイと思います。(車のことはよくわかりませんが、勝手なイメージです)
しかし、ボクの体のデカさでは運転席が狭くて快適ではないし、都内しか走らないボクは馬力より小回りがきいた方が良いし、加速がスゴくても都内で信号に引っかかってその実力を発揮できないし、エンジン音がカッコいいかもしれないけどボクにはあまり魅力を感じないし。
つまり、どんなにスゴくても、自分たちに役立たなければ意味がないということなんです。
『スゴイ=役立つ』という式は、成り立たないんですね。
ということは、営業をするならば、相手の課題や要望をしっかり聞くことが先。
自分たちのサービスやテクノロジーに自信を持つのは大切ですが、当たり前のことですが、先に相手の話を聞くことが大切です。
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