システムとマーケティングの狭間で。
システムをつくるときに感じる違和感があります。
「大丈夫ですよね?」というシステム担当の言葉。
システムの改修や新規構築のプロジェクトに参加することがあります。
ボクは営業部育ちのマーケティング担当。
システムの開発は、要件定義があって、システム設計があって、システム開発があって、テストして、受け入れるくらいの一連の流れしかわかっておらず、システムの知見はほぼありません。
そんな中での打合せで、システム担当側から「ここで決めたら、変更できませんからね!大丈夫ですよね?」と念を押されることがあります。
この言葉に、違和感を感じることがありました。
現時点ではOK。
この「ここで決めたら、変更できませんからね!大丈夫ですよね?」の言葉の裏返すと、「決めたのはあなたで、それに沿ってシステムをつくるんだから、あとからゴチャゴチャ言って、手戻りを起こさせたりしないでくださいね。」ということで、マウントを取ってくることもあります。
ボクからすると「現時点では、これでOK。」としか言えません。
”現時点”と言っているのは、世の中は変化しているから、”現時点”で判断するしかないわけです。
しかし、それに対してシステム担当は、「完成してから、こうしたい、ああしたいと言われても変更できませんからね!」と念を押してきます。
ただ、考えればわかることですが、世の中では、新しいサービスや仕組みがドンドン生まれています。
要件定義をしてから、使えるようになるまで半年以上かかるとするならば、当然半年前の世の中とはルールが変わっていることもあり、同じ前提条件だとは限りません。
なので、「現時点では、これでOK。」としか言えないんです。
お互いに理解をする。
システム担当は、システムの見地からモノゴトを考えて、手戻りの無いように進めようとします。
マーケティング担当は、お客さまにとっての価値を中心に考えてモノゴトを組み立てようとします。
もちろん、どちらが良い悪いの話ではありません。
それぞれの立場から見れば、どちらも正しいわけです。
だからこそ、お互いに見ている部分を合わせて、お互いに理解をしようとする姿勢が必要です。
また、さらには、その間を取り持つ”通訳”的な立場のリーダーを中心に、建設的にコトを進めることが成功のカギです。
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