#770 チーム作りに必要なのは、各々が判断をするためのチームコンセプト。
こんにちは。コジマです。
あなたのチームに、コンセプトはありますか?
ボクは常々「小さなチームで大きな仕事をしたい!」という思いを持っていて、それに必要なひとつに「コンセプト」があります。
日々の仕事で価値観が決まる。
毎日の仕事の中には、たくさんの判断や選択があります。
その人の選択やジャッジは、自分で気にしているかいないかはわかりませんが、何となくクセや特性みたいなものがあります。何かの場面でA,Bという選択肢があったらどちらかに偏ったり、積極的にCという選択肢を取ろうということはしません。
その積み重ねで、気がつかないうちに何となくチームの価値観や文化が形作られていきます。
それを能動的に作っていくのに必要なのが、「チームコンセプト」です。
よく掲げられた理念や行動指針はありますが、実際のところは誰も気にしておらず、あることすら忘れていることが多いです。そのようなものとは違い、チームコンセプトは、ビジョンやミッションを支える意思決定の軸とでも言うのでしょうか、「自分たちらしさ」を言語化したものです。
サッカーに例えるならば、「全国制覇!」というビジョンがあり、それを達成するためにスピードを重視するならば「スピードサッカー」をコンセプトにしてとにかくスピードを上げる練習をするし、チームワークで押すなら「笑顔サッカー」として苦しいときも笑顔を絶やさないようにすると思います。
チームコンセプトがあると軸がブレない。
こういったコンセプトは、問題にぶつかったときや選択肢に迷ったときに役立ちます。
日々のジャッジをするときに、それぞれのいろんな状況があります。そして、個別毎の状況に合わせた判断をしてしまうことが多いです。場面に応じて、つい例外的なことをつくりたくなってしまうような。。。
しかし、そういったことを積み重ねてしまうと、結果的には、気がつけば特色のないチームになったり、面白味のない味気ないチームになる可能性が高まります。
逆にどんな状況や個別具体の問題でも、コンセプトに沿ってちょっとでも考えるようにすると、判断や方向性に一貫性が生まれます。
そして、それがさらにそのチームのカラーを強め、そのコンセプトのイメージに近づいていきます。
コンセプトに対して貢献できる能力を考えられる。
サッカーチームで、「スピード!」というコンセプトがあれば、自分のやるべき練習や試合での役割が明確になります。
当然スピードサッカーについていけるような足腰を作ることはもちろん、セットプレーやスローインからの戦術は、おのずと決まってきます。そして、そのスピードを活かすために、各々がどう動けばいいか、どうポジションをとればいいかを自分で考えられ、そのために自分が貢献できる能力に磨きをかけることができます。
そして、結果的にチームとして機能します。
もし「スピード!」というコンセプトがなければ、偏った個人技に明け暮れたり、高さを活かしたヘディングばかりを狙ったり、あれもこれもやりたくなります。試合では、各々がやりたいプレーをして、チグハグな形になってしまいます。
だからこそ、ボクは今のチームのコンセプトを全力で考えています。決定したら、お知らせします。
対話して行動するチームのつくり方: 楽しみながら身につく話し合いの技法
★近況報告★
今日は、営業同行で商談。やはり営業って、現場のワクワク感を肌で感じられておもしろいです。
ちなみに、あまり気がつかないと思いますが、「40歳からの”つくる”を考えるブログ」というサブタイトルに変更しました。詳しくは、またの機会に!
1日1新:メイクショップ。
1D1A:サイトストラクチャの勉強。
今日も一日感謝です。