積極的に仕事を巻き取るチームをつくるには。
積極的に仕事を巻き取るチームをつくるには、どうしたら良いのか。
そんなことを考えていますが、そのひとつの答として『役割と責任を明確に数字すること』だと思っています。
役割と責任を明確にしても。
仕事では、目的を前提として、担っている役割を明確にすることが大事です。
例えば、サッカーであれば、「キミはトップだよ」、「キミはディフェンスだよ」と決めて、それぞれの責任の範囲を明確にするようなもの。
以前は、それだけやっておけばチームは上手く回ると思っていました。
しかし、場面によって、トップがディフェンスしたり、ディフェンスが攻め上がったりするように、その状況に応じて役割は変化します。
それと同じで、仕事も定型業務だけにとどまらないので、本来の責任の範囲を超えて、声を掛け合わないとできないこともあります。
ただ、そうした仕事は、お互いに見合ってしまい「そこは自分の範疇ではない」となってしまうことも多いもの。
役割と責任を明確にしてもカバーしきれない、なかなか難しい問題です。
数字に落とし込む。
では、そうした仕事を、積極的に助け合って巻き取れるチームをつくるには、どうしたら良いのでしょう?
「そうした仕事は、積極的に巻き取ろうよ」と言うだけでは、ムズカシイです。
巻き取ったら評価につなげるというのも良いですが、なかなか人事考課との絡みもあるのでムズカシイ。
もともと積極的な人材を獲得するもの良いですが、なかなかそうした人材を獲得するのはムズカシイ。
そこで、ひとつの方法として、責任を数字化するようにしています。
数字にすることで。
役割と責任を明確にするというのは、業務を任せるのではなく、数字を任せるんです。
役割と責任を数字(いわゆるKPI)にすることで、その数字を達成する方法を考えて行動することを仕事だよ、とするわけです。
達成する手段は、自分の手を一生懸命動かしたり、スキルを身に着けることかもしれません。
はたまた、他の人に助けを求めることが良いかもしれないし、アウトソーシングするのが良いかもしれません。
「ああたの役割は、この業務をすることだよ」ではなく、「この数字を達成してね」とKPIを設定すると、業務自体を仕事と考えるのではなく、その数字を達成するためにどうするかを考えるようになり、その数字を構成する要素と変数を理解して、達成するためのリソースをどうやって確保かを考えて、イメージできなかったら人に相談したり、ヒントを探したりして、行動に移すことが大切だということを理解し始めます。
営業ならば、自分の売上予算を達成するために、上司や関連部署を巻き込んで、何とか数字をつくろうとします。
ただ、内勤だと、そうした感覚は少ないかもしれません。
自分のルーチンワークをただこなすだけになりがちですが、KPIを設定することで、自分の数字を達成するために上流の仕事を理解して関わることが必要だと気がついたり、関係ないと思っていた仕事が実は自分の数字に影響していることがわかったりするようになり、視野が広がり、積極的に仕事を巻き取るようなチームになっていく!と思っています。
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