会社で上司に嫌われたら。
会社の組織によっては、好き嫌いで評価をされることもあります。
もちろん、キチンと成果や評価基準がしっかりしているところもありますが(っていうか、それが当たり前なんでしょうね)。
上司に嫌われたAさん。
以前、こんな話を聞きました。
同期で昇格が遅れたAさん。
実績や役割を見ても、遅れる理由が見当たらない。
納得がいかないので、上司に理由を聞いたところ「嫌いだから」とハッキリ言われたそうです。
なぜ嫌いなのかはよくわかりませんが、かなりショックですよね。
もちろん、Aさんにも原因はいろいろとあるのかもしれませんのでなんとも言えませんが、組織人としては、人事権を握っている人に嫌われたら致命的です。
不平不満をぶちまけても。
人事考課に、好き嫌いを持ち込むのが良い悪いというのはおいておいて、人間は少なくとも好き嫌いで判断をすることがあります。
同じ企画内容を上司に提案をしても、Aさんなら通るけど、Bさんなら通らない、といった例は星の数ほどあるはず。
そんなとき、その上司に不満を持つと思います。
飲みに行って「あの上司はわかっていない!」「上司がバカだからやってらんない!」と言いたくなる気持ちは、とてもよくわかります。
ただ、感情的になったり、腐っても良いことはありません。
その状況をどう捉えるのか、そして何に活かすのかを考えることが大切です。
結果的には自分の望む方向へ進んだAさん。
上司に嫌われて、昇格が遅れたAさん。
そんなときAさんが取った行動とは、どんなものだったのでしょう?
その環境にいても先がないから、すぐに転職しても良さそうなものです。
ただ、いい条件で転職ができればいいですが、なかなかそういうわけにもいきません。
そこで考えたのは、今の場所で力をつけることを選択しました。
今の場所で力をつける目的は、その上司に認めてもらうためではなく、そういう上司の好き嫌いで自分の人生のコントロールを失わないためでした。
なので、課せられた役割をこなして、キチンと実績を残すことはもちろんですが、他にも勉強をしたり、会社の外にネットワークをつくったり、自分でプチ事業に取り組んだりしたんですね。
そうしたことを5年続けていたら、外からお声がかかるようになったそうです。
そう考えると、当時上司に「嫌いだ」と言われたことが自分の新しい世界を広げられたことにつながったので、むしろ感謝したくなるわけです。
逆に、当時の上司に好かれてトントン拍子に出世をした人の中には、その会社にしがみつくしかない状況になってしまったそうです。
どちらが良い悪いではありませんが、その状況で何をして何を積み重ねるのかで、自分の人生が良い方向に進むことがあるということですね。
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