V字回復をした会社が取り組んだこと。。
窮地に追い込まれた会社のV字回復のストーリーはおもしろいものです。
こうしたストーリーには、いろいろなヒントが隠されています。
以前、こんな話を聞きました。
とある温泉施設の話。
その昔の地方にある温泉施設の話。
設備、サービス、価格も問題無いのだが、なかなか客足が伸びない。
大きな駐車場もあるのに、車で来てくれる人が多くない。
なんとかしないといけないから、近隣にチラシを撒いたり、大きな看板を立てたりするが大きな効果はなく、経営が厳しくなったとのこと。
しかし、ある時期から劇的に客足が伸びたとのこと。
一体、何をしたのでしょう?
信念だけでは客足は伸びない。
で、V字回復を成し遂げたこの会社が講演会に登壇していろいろな話をしてくれたそうです。
V字回復の理由は、
「強い信念を持ってお客さまに接していたから」
「社員が一丸となって、高いサービスレベルを保てるように頑張ったから」
なるほど。
「強い信念をもって、社員が一丸となって頑張れば結果はついてくるんだ!」、、、と納得してしまっては、マーケティングセンスは身につきません。
確かに、そうした信念や社員一丸というのは大事ですが、客足が劇的に伸びた結果に結びつくためには、必ず何かしらの施策があります。
そうした施策に着目することが大切です。
たったこれだけの施策。
では、この温泉会社は、何をしたのでしょう?
近隣の都道府県の主要な駅との間に、快適で大型の送迎バスを走らせたんです。
たったこれだけ。
ただ、たったこれだけのことに気が付いて、実行したことで劇的に客足が伸びたんです。
自分たちのターゲットとしているお客さまの像を変えて、そのお客さまが求めていることを施策に落とし込む。
よくペルソナ(理想のお客さま)を設定しようと言いますが、自分たちがつくったペルソナばかり見ていると、実は本当に自分たちの価値を感じてくれる可能性のあるお客さまに気が付けないかもしれませんよ。
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