『デザイン』と『ビジュアル』が混同していると困惑する。
仕事で「デザインしておいて!」とお願いして上がってきたビジュアルに違和感を感じたときに、思ったこと。
それは、「『デザイン』の言葉の定義が違うかも。」というものです。
デザインをお願いするけど。
WEB制作をするときに、デザイン担当に「これ、デザインをのせておいて。」とお願いする場面があります。
しかし、出来上がってきたデザインに若干の違和感を感じることがあるんですね。
その違和感の原因は、もちろんボクのデザインセンスの低さも一因としてあるんですが、あしらわれた色やフォント、強調するポイント、付随する情報などがどうもしっくりこない。。。
こちらが意図していることが、うまく表現されていないように感じるときがあるんです。
デザインした人も、依頼している人を困らせようとしているわけではないので余計に困ります。
そのギャップを無くすために、どうしたら良いのでしょう。
デザインとは。
ギャップを無くすには、「デザインしておいて!」の『デザイン』の目的をしっかり定義しておくことです。
WEBのページでもバナーでも、デザインをしてもらうときの目的はひとつです。
それは、『自分たちが望む行動してもらうため』です。
その目的を達成するために、自分たちが望む行動をしてもらうための対象があり、キャンペーンの内容があり、見た目のビジュアルがあり、それらをひっくるめてデザインなんですね。
例えばECならば、会員登録をしたくなるデザイン、買いたくなるデザイン、キャンペーンに参加したくなるデザインなど。
事業におけるデザインを評価するとするならば、そのデザインによって、自分たちの行動してくれる成果につながるか否かがポイントになります。
良いデザインをつくるには。
ここで気をつけたいのは、『デザイン』と『ビジュアル』は分けて考えることです。
良いデザインをつくるには、依頼する側、されるデザイン担当側の双方が目的を共有することが必須です。
お互いに「誰に向かって、どんな行動をしてもらうために、どんなことをするの?」ということを言語化し、そこに掲載する要素を確認して、強調するポイントをイメージする。
そこから、行動してもらうために、全体の中でどういうビジュアルにして、どういった色やフォントに落とし込むのかを考える。
「デザインしておいて!」とお願いされてデザインをするときは、デザインを構成する要素を理解して、わからないところは確認をして、ビジュアルに落とし込むことであり、自分がわかる範囲でビジュアルだけ作っても依頼側とのギャップが生まれるのは当然だと思うんです。
ビジュアルがカッコいいとか、かわいいとかいうより、依頼する側、される側のコミュニケーションが大事だと思う次第です。
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